書誌詳細情報
内山節と語る 未来社会のデザイン 全3巻

書誌詳細情報
内山節と語る 未来社会のデザイン 全3巻
この本のジャンル
- 農文協 公開書誌 >> 教養書 >> 哲学・思想 >> 内山節と語る未来社会のデザイン
解説
現代社会をどう考えるか、どのような未来社会を構想するのか。自然と人間の関係、労働や共同体をめぐる独自の思想を構築してきた在野の哲学者が、政治・経済・思想の3つの切り口で平明に語る。2017〜19年に開催された「東北農家の二月セミナー」3回分の講義録。国民国家・資本主義経済・市民社会からなる近代的世界の限界が露呈し、世界が分解と混乱を極るなか、変革の手がかりを、伝統社会とそこに展開した経済、そして民衆が培ってきた自然信仰などの思想に求める。全巻とも「内山節著作集」(農文協)への参照注付き。
著者
哲学者。1950年東京生まれ。東京都立新宿高等学校卒業。東京都群馬県上野村を往復しながら暮らしている。主な著書は『内山節著作集』(全15巻、農文協)に収録。近著に『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』(講談社)、『いのちの場所』(岩波書店)、『修験道という生き方』(共著、新潮社)、『内山節と読む世界と日本の古典50冊』(農文協)など。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授(2010年4月〜2015年3月)などを歴任。NPO法人・森づくりフォーラム代表理事。『かがり火』編集人。「東北農家の二月セミナー」「九州農家の会」など講師。
目次
解説(詳細)
【関連書籍】
「内山節と読む 世界と日本の古典50冊」
「主権はどこにあるか 変革の時代と『我らが世界』の共創」
「ローカリズム原論 新しい共同体をデザインする」
【内山節著作集】
「内山節著作集 全15巻セット」
「第1巻 労働過程論ノート」
「第2巻 山里の釣りから」
「第3巻 戦後日本の労働過程」
「第4巻 哲学の冒険」
「第5巻 自然と労働」
「第6巻 自然と人間の哲学」
「第7巻 続・哲学の冒険」
「第8巻 戦後思想の旅から」
「第9巻 時間についての十二章」
「第10巻 森にかよう道」
「第11巻 子どもたちの時間」
「第12巻 貨幣の思想史」
「第13巻 里の在処(ありか)」
「第14巻 戦争という仕事」
「第15巻 増補 共同体の基礎理論」
読者カード
「1 民主主義を問いなおす」
・関係と存在の実現、「どこに根を張るか」の「どこ」と「根の張り方」は新たな立ち位置を考えさせてくれることとなった。(滋賀県・80歳)
・待望の内山さんの新刊。新たに開けていく視野もあり、楽しく、興味深く拝読。(神奈川県・73歳)
「3 新しい共同体の思想とは」
・内山さんの初期の著書からの読者です。卒寿になって、私自身の“近代化への志向"が恥ずかしくなってきています。しかし内山さんに魅力をつねに感じ続けていた自分には、こんな新刊がでたこと、うれしくも思っています。(静岡県・90歳)
・著者の本は何冊か読ませてもらっていますが、今回購入する動機になったのは、147頁の「この世界は空なのであって・・・・」一連の言葉でした。全体を読んでみて、まだまだがんばらなくちゃと思ってるところです。(愛知県・65歳)
同じジャンルの本をさがす
- 農文協 公開書誌 >> 教養書 >> 哲学・思想 >> 内山節と語る未来社会のデザイン