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養蚕と蚕神
近代産業に息づく民俗的想像力

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養蚕と蚕神
近代産業に息づく民俗的想像力
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解説
蚕を育てる女たち、その身体技術と近代科学の融合。科学知と在来知、国家イデオロギーと民俗的想像力――。
国家政策と女性たちの感情・感覚のせめぎ合いから、近代養蚕業の新たな姿を紡ぎ出す。
なにごとも 蚕が思うままにして
さからわぬこそ 蚕のみち
繊細を極め、人の手を借りなければ生きられない〈お蚕さま〉。
その飼育を担ったのは近代的な大工場ではなく、農村の女性たちの熟練した身体的技術と、連綿と受け継がれてきた民俗的想像力だった。
近代産業のもう一つの側面を鮮やかに織り上げる、気鋭の力作。
目次
養蚕と蚕神
1部 養蚕の国策近代産業化―蚕を巡る制度・科学・イデオロギー(在来知から科学知へ―蚕種生産を巡る知の体系 育てる技術の標準化と限界 近代養蚕農家への再編―製糸会社の台頭 宮中養蚕に見る国家イデオロギーと蚕)
2部 金色姫物語の近代―養蚕における民俗的想像力の諸相(蚕影信仰と金色姫 金色姫物語と女性たち 蚕を育てる感覚と想像力 金色姫と皇后―女性たちの金色姫から、国民の金色姫へ)
近代産業化と民俗的想像力
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