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兼業・多業の農業担い手論(日本農業の動き215)

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兼業・多業の農業担い手論(日本農業の動き215)
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解説
2020年に公表された「食料・農業・農村基本計画」では、「多様な担い手」が「地域社会の維持の面でも重要な役割を示している」とされ、農政でも「兼業・副業などの多様なライフスタイル」や「半農半Xやデュアルライフ(二地域居住)」など多様な農への関わりの支援について具体的な検討が始まっている。1961年の農業基本法施行以来、一貫して自立経営(専業)農家の育成を柱としてきた農政が大きく方向転換するなか、「多様な担い手」をどう位置づけ活かしていくか。「半農半X」の意味や政策の変化、各地の先進事例などを紹介。
目次
◎特集 兼業・多業の農業担い手論
「担い手への農地集積」から「多様な担い手」へ
榊田みどり(会員)
半農半X〜これまで・これから
塩見直紀(半農半X研究所代表・総務省地域力創造アドバイザー)
島根県における半農半Xの取り組み
田中千之(島根県農業経営課長)
有田研究員(中山間地研究センター)
農村政策の転換とその意義-なぜ、農山漁村発イノベーション、半農半Xなのか
小田切徳美(明治大学農学部教授)
音楽の力で地域と農業を元気に
山田雄太(音楽ユニット・ハンバーガーボーイズ ボーカル)
農業と食卓、地域と都市の垣根を低くする 「パラレルノーカー」の背景
尾原浩子(日本農業新聞北海道支所)
〈農政の焦点〉
『原油価格・物価高騰等総合緊急対策』
原油価格・物価高騰等総合緊急対策による農林水産関係の各事業概要
下山隆雄(会員)
〈海外レポート〉
「小さな農業大国」デンマーク農業の勉強会に参加して
鹿野和子(会員)
〈農業ジャーナリスト賞〉
第37回農業ジャーナリスト賞が決まりました
解説(詳細)
【関連書籍】
「農的暮らしをはじめる本」
「農村政策の変貌」
「地域おこし協力隊 10年の挑戦」
「季刊地域44号 2021年冬号 特集:兼業農家・多業農家が増殖中!」