書誌詳細情報
東京ミルクものがたり

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東京ミルクものがたり
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- 農文協 公開書誌 >> 教養書 >> 民族・歴史・文化・紀行
解説
日本における近代的な酪農乳業は、消費者である外国人が多く暮らした東京から始まった。しかし時代と共に都内の牧場は郊外から他県へと移行していった。
また、激動の歴史を経験した東京の街並みは一変し、酪農の地であった痕跡は現在ほとんど消えてしまった。
「ミルク一万年の会」は東京酪農乳業の文献、関係者の記憶を拾い集め、いまに残る東京酪農乳業の痕跡を訪ねて巡る「ブラミルク@東京」の活動を始めている。
本書は上記の活動をベースに、東京の酪農乳業事業変遷のドラマを読み解き、史跡を巡るためのガイドブックである。
著者
前田浩史(まえだひろふみ)
1955年宮崎県生まれ。宮崎大学農学部卒業後、社団法人中央酪農会議、一般社団法人Jミルクなどの酪農乳業団体に40年余り在職。現在は、「ミルク一万年の会」代表、「乳の学術連合・乳の社会文化ネットワーク」幹事。前・一般社団法人Jミルク専務理事。主な著書に、『酪農生産の基礎構造』(共著)農林統計協会(1995年)、『先進国の生乳生産調整計画』(共著)酪農総合研究所(1995年)、『フードシステムの展開と政策の役割 フードシステム学全集第7巻』(共著)農林統計協会(2003年)、『不足払い法の制度前史と政策構造』農林水産政策情報センター(2004年)、『近代日本の乳食文化―その経緯と定着』(共著)中央法規(2019年)、『持続可能な酪農:SDGsへの貢献』(共著)中央法規(2022年)などがある。
矢澤好幸(やざわよしゆき)
1939年長野県生まれ。日本大学農獣医学部(現生物資源科学部)卒業後、全国酪農業協同組合連合会、全国農協乳業協会(出向含む)など酪農乳業団体に45余年在職。現在、日本酪農乳業史研究会会長。主な著書に、『乳の道標』(株)酪農事情社(1988年)、『食物異物購入対策辞典』(共著)(株)サイエンスフォラム(1995年)、『牛乳工場とHACCPシステム』(共著)全国農協乳業プラント協会(1998年)、『近代日本の乳食文化―その経緯と定着』(共著)中央法規(2019年)、『酪農乳業の発達史』Jミルク(2020年)などがある。
目次
・東京23区酪農乳業関連史跡一覧マップ
・はじめに
・本書の表記について
・酪農乳業の用語の扱いについて
第1章東京酪農乳業史跡ガイド
4つの散策コース
●1コース 明治維新〜ミルクの足跡探訪
ウッシーの人物クローズアップ
歴史紹介
●2コース 古代につながる明治期〜ミルクの足跡探訪
●3コース 明治後期から昭和初期〜ミルクの足跡探訪
●4コース 農業近代化の足掛かりを探る歴史散策
【コラム】牛乳瓶の歴史PART1
ウッシーの人物クローズアップ
第2章東京23区酪農乳業史跡27めぐり
【コラム】牛乳瓶の歴史PART2
第3章東京酪農乳業の誕生小史
・参考資料
・あとがき
・参考文献
詳しい目次はこちらをご覧ください。目次1 目次2 目次3
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