書誌詳細情報
東日本大震災10年 改めて「復興」を問う(日本農業の動き212)

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東日本大震災10年 改めて「復興」を問う(日本農業の動き212)
この本のジャンル
解説
東日本大震災と福島第一原発事故から、2021年3月で10年が経過した。これまで約32兆円の復興予算が投じられ、住まいや産業基盤、公共インフラなどの整備はおおむね完了している。しかし、被災地は大幅な人口減少やコミュニティーの崩壊、農林水産業の衰退など、今も厳しい状況に直面しており、その多くは日本の農山漁村が抱える普遍的な課題とも重なる。未曽有の大災害とその復興過程が残した教訓とは何か? 復興行政のキーパーソンや現場の当事者に聞いた。
著者
農政ジャーナリストの会 農業関係の報道・解説・出版に携わるジャーナリストや研究者等、全国約300の会員からなる自主独立の組織。会員の情報交換の場とともに、調査や研究をすることによって国内外の農業情勢や問題点を正しく把握し、公正な報道、評論活動を行なうことをめざす。年に4テーマを選び、専門家等を招いて研究会を開催。
目次
◎特集 東日本大震災10年 改めて「復興」を問う
災害多発時代の日本、東北被災三県に学びたい
行友 弥(農政ジャーナリストの会会員)
復興が変える日本のかたち
岡本全勝(元復興庁事務次官、福島復興再生総局事務局長)
被災地目線で見た震災の教訓
廣田純一(いわて地域づくり支援センター代表、岩手大学名誉教授)
美しい村の再生を目指して
菅野典雄(前福島県飯舘村村長)
ワンチームでひらく水産加工業の未来
平塚隆一郎(山徳平塚水産株式会社=宮城県石巻市・水産加工業=社長)
◎農政の焦点
農林予算概算要求のポイント
仁木隼人(日本農業新聞)
コメ先物本上場不認可の衝撃
熊野孝文(農政ジャーナリストの会会員)
◎地方記者の目
西日本豪雨から三年 愛媛県のミカン産地で始まった園地の「再編復旧」
栢野ななせ(読売新聞松山支局)
解説(詳細)
■共同通信「めぐみネット」でご紹介いただきました。
「書評」 熊野孝文氏がコメ先物政策で寄稿 「日本農業の動き212」(農政ジャーナリストの会)