書誌詳細情報
○×写真でわかる おいしい野菜の生育と診断

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○×写真でわかる おいしい野菜の生育と診断
この本のジャンル
解説
豊富な写真と手頃な道具で野菜の生育診断。果菜・葉茎菜・根菜27品目の生育状態や収穫物の良し悪しが179枚の貴重なカラー写真で一目瞭然。誰でも低硝酸で品質のよい野菜(=おいしくて栄養価が高い)を栽培できる。
★現代農業の好評連載が単行本になりました!
著者
高橋広樹(たかはし・ひろき)1969年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院バイオシステム研究科修士課程修了。(株)農業法人みずほ・生産研究部長として土壌分析、施肥設計、生体分析に取り組む。土微研(土壌微生物管理技術研究所)技術員として片山悦郎氏の後を継ぎ、全国を巡回、生育診断を行なう。浜口微生物研究所・アグリ技術アドバイザーとして生育診断と「OYK菌」を活用した減農薬栽培をアドバイス。現在、(株)みずほアグリサポート・植物対話農法研究所代表。
目次
はじめに
生育診断で低硝酸のおいしい野菜づくり
“本物の野菜"は姿も育ち方も違う
おいしくて栄養価が高い野菜は低硝酸
低硝酸の野菜は病害虫にも強い
硝酸とともに影響の大きいカリ
硝酸過剰の原因は施肥過剰か根の数不足
根を確保し、追肥主体の少チッソ栽培
「観察」と月1回の「生体分析」で“本物の野菜"に
硝酸過剰が判明したときの対策
診断のポイントと三種の神器
観察による生育診断――まずは花と葉を見る
道具を使った生育診断(生体分析)――診断に使うのは3種類
▼硝酸・カリウムイオンメーターによる診断
▼糖度計による診断
診断結果の読み方、生かし方
【コラム】知らなきゃ損する 道具のメンテナンス
野菜27品目 診断と対策の実際
【果菜】
ナス
ピーマン、パプリカ
トマト
【コラム】生育診断と植物ホルモン
キュウリ
カボチャ、ズッキーニ
スイカ
メロン
スナップエンドウ、キヌサヤ、インゲン
イチゴ
トウモロコシ
【葉茎菜】
ブロッコリー
ホウレンソウ、コマツナ
キャベツ
ハクサイ
レタス
ネギ
アスパラガス
【根菜】
ダイコン、ニンジン
ゴボウ
サツマイモ
サトイモ
生育診断とともに実践したい栽培のワザ
根の数を増やす「低温発芽」
高温では悪いタネも芽を出す
根っこ優先の低温発芽
低温発芽のやり方
▼浸種
▼播種
▼かん水
▼温度管理
よい発芽かどうかの診断
【コラム】かん水の温度で根が変わる
葉の色や形を見て追肥する
チッソをやりたい葉っぱだが……
チッソ追肥のタイミング
アスパラガスは側枝を噛めばわかる
カリ欠乏は葉の縁から黄化
ミネラルは毛細根が吸う
根が傷むと追肥が効かない
台風・豪雨後の硝酸過剰対策
葉や茎からミネラルが流亡
マツタケとリーチング(塩類溶脱)の関係
気圧が下がると水を吸う
カリの補給とチッソの消化でピーマン復活
夜の高温対策に夕方かん水
【付録】月・太陽と作物の生育の関係
月のリズムと生育診断
太陽活動と作物生理
参考文献
解説(詳細)
【関連書籍】
「今さら聞けない タネと品種の話 きほんのき」
「農家が教える 野菜の発芽・育苗 コツと裏ワザ」
「Q&A 絵でみる野菜の育ち方」
「絵で見る おいしい野菜の見分け方・育て方」
「新装版 本物の野菜つくり その見方・考え方」
「まんがでわかる 土と肥料」
「農家が教える 土をみる 生育をみる」
「だれにもできる 土の物理性診断と改良」
「だれにもできる 土壌診断の読み方と肥料計算」
「リアルタイム診断と施肥管理」
読者カード
■メディア紹介
『技術と普及』(2022年2月号)
日本農業新聞(2022/3/13)