書誌詳細情報
福島に生きる凛ちゃんの10年

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福島に生きる凛ちゃんの10年
この本のジャンル
- 農文協 公開書誌 >> 児童書・絵本 >> 総合 >> それでも「ふるさと」
解説
幼い時に生まれ育った飯舘村を追われた凛(りん)ちゃんは、小学校は避難先の仮設住宅から隣町のプレハブ仮設校舎へ通い始め、その後も転居・転校を重ねて卒業…、今なお続く原発災害の現実を子どもたちたちを通して伝える。
著者
フォトジャーナリスト。1956年、静岡県生まれ。長年にわたりイラクやパレスチナなどの紛争地を取材。チェルノブイリ等の取材経験をもとに、東日本大震災後は福島を中心に取材を継続、映画製作も行なう。各地で写真展・映画上映・講演会にも取り組む。『それでも「ふるさと」全3巻』が第66回産経児童出版文化賞大賞。
目次
春になるとミズバショウが咲く山あいの集落、
比曽集落は福島県飯舘村の南の方にあります。
そこには、美しい田んぼや牧草地が広がり、
防風林のある家が点々と並んでいました。
この比曽集落に、200年以上も前の
江戸時代から続く一家が住んでいました。
一家の祖先が、明治時代に旅館を営むために
建てたという家で、凛ちゃんは生まれました。
その大きな家で、凛ちゃん親子、おばあちゃん、
おじいちゃん、ひいおじいちゃん……と、
四世代11人がいっしょに暮らしていました。
そんな歴史と思い出の残る家と比曽の集落を、
家族全員が追われることになりました。
2011年3月、東日本大震災で原発が爆発し、
危険な放射性物質が風で運ばれてきたのです。
生まれ育った家を追われた家族は、
離ればなれになって避難を重ね、
凛ちゃんは、お家や学校を何度も何度も
変わらなければならなくなりました。
そして、家のまわりや集落の光景も
大きく変わっていきました。
解説(詳細)
【シリーズ各巻】
「それでも「ふるさと」 あの日から10年 全3巻」
「「明るい未来」を子どもたちに 原子力に未来を夢みた町に生きて」
「土に生かされた暮らしをつなぐ 村に帰った「サマショール」の夢」
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