書誌詳細情報
トマトの大百科

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トマトの大百科
この本のジャンル
- 農文協 公開書誌 >> 児童書・絵本 >> 総合 >> まるごと探究! 世界の作物
解説
南アメリカ原産で、世界を代表する野菜として知られるトマト。家庭菜園や学校菜園でおなじみなだけでなく、イタリア料理をはじめ世界各地の食卓に彩りを添えてきたほか、近代にはトマトケチャップやトマト缶など、ファーストフードの発達とも関連が深い。現代では、栽培技術や品種改良など、農学研究の最前線に立つ作物でもある。アメリカのリンカーン暗殺計画にトマトが使われた?など、歴史上のエピソードも交え、その成り立ちや育ち・栽培、国内外の生産事情、利用・加工・食文化、社会・経済とのかかわりを描くビジュアル大百科。
著者
1968年山口県生まれ。九州大学農学部卒業。農学博士。農業環境技術研究所、野菜茶業研究所、農研機構本部などを経て、現在は農林水産省農林水産技術会議事務局研究調整官。
主な著書に
『トマト オランダの多収技術と理論』(監修、農文協)、
『環境制御のための植物生理』(監訳、農文協)など。
目次
1.トマトという作物
世界でもっとも多く食べられている野菜
アンデス地方で生まれ、中央アメリカで栽培がはじまる
ヨーロッパ、アジア、そして日本へ 世界の食卓を変えた
さまざまな形、大きさ、色 生食用と加工・調理用
2.トマトの育ちと栽培技術
トマトの育ち@ 発芽と初期の成長、苗づくり
トマトの育ちA 茎・葉の成長と開花・結実
トマトの育ちB 果実の肥大と成熟、そして収穫へ
露地栽培から施設栽培まで さまざまな作型
病害虫からトマトを守り、生理障害を防ぐ
環境保全や高品質化、収益性を追究した栽培技術
品種改良のしくみ、 選抜育種から交雑育種へ
3.トマトの調理と加工
トマトのおもな栄養成分と基本的な調理法
ピューレー、ソース、ケチャップ… さまざまな加工品
世界のトマト料理@ ヨーロッパとアメリカ大陸
世界のトマト料理A アジア・アフリカ諸国
4.世界のトマト
世界のトマト生産と加工産業、貿易のいま
ヨーロッパのトマト生産(地中海沿岸と北ヨーロッパ)
北アメリカのトマト生産(アメリカ合衆国)
アジア・アフリカ諸国のトマト生産
10aあたり100t以上にも 世界が注目するオランダの多収技術
5.日本のトマト
明治時代から現代まで 野菜としての生産と消費のあゆみ
生食用トマトのおもな生産地と産地リレー
日本での品種改良 栽培適性や食味を追究
加工用トマトの生産と加工産業、加工品の貿易
品種改良の高度化と多様化 遺伝子レベルの技術の活用
持続的なトマト生産と未来の生産に向けて
解説(詳細)
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