書誌詳細情報
東京2020大会 食のレガシーをどうつくるか(日本農業の動き204)

書誌詳細情報
東京2020大会 食のレガシーをどうつくるか(日本農業の動き204)
この本のジャンル
解説
オリンピックを機に生まれる持続的な効果をオリンピック・レガシーと呼ぶ。2020年、東京オリンピック・パラリンピックが開催される。持続可能性社会の実現を本格的に掲げた初めての夏の大会であり、その食材調達のあり方は、今後の世界の食品流通に大きな影響を与える。しかし日本農業は、アニマルウエルフェアやGLOBAL GAPなどの国際認証をめぐって取り組みの遅れが指摘され、食材調達の基準をめぐる議論は大いにもめた。オリンピックを機に日本の食文化をどう発信するのか、持続可能性をめぐる課題にどう向き合うのか。
著者
農業関係の報道・解説・出版に携わるジャーナリストや研究者等、全国約300の会員からなる自主独立の組織。会員の情報交換の場とともに、調査や研究をすることによって国内外の農業情勢や問題点を正しく把握し、公正な報道、評論活動を行なうことをめざす。年に4テーマを選び、専門家等を招いて研究会を開催。
目次
◎特集 東京2020大会 食のレガシーをどうつくるか
東京2020は生産現場をどう変えるか
合瀬宏毅(農政ジャーナリストの会会員)
二〇二〇年に向けた日本の食文化発信について
勝野美江(内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官)
東京オリパラは日本農業をどう変えるのか
田上隆一(一般社団法人日本生産者GAP協会理事長)
アスリートは何を食べるのか
鈴木志保子(神奈川県立保健福祉大学教授)
アニマルウエルフェアにどう向き合うか
佐藤衆介(帝京科学大学教授)
◎地方記者の眼
東北の10月12日、豪雨被災の断面
寺島英弥(ジャーナリスト・尚絅学院大客員教授)
◎農政の焦点
和牛遺伝資源の不正持ち出し保護、強化へ
小谷あゆみ(農政ジャーナリストの会会員)
◎海外レポート
国連の気候変動交渉会議(COP25)で農業の変革がテーマに
水口哲(農政ジャーナリストの会会員)
解説(詳細)
【関連書籍】
「動物たちの命と向き合う獣医師の現在(日本農業の動き202)」
「危機に瀕する日本の酪農・畜産(日本農業の動き198)」
「日本とEUの有機畜産」