書誌詳細情報
動物たちの命と向き合う獣医師の現在(日本農業の動き202)

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動物たちの命と向き合う獣医師の現在(日本農業の動き202)
この本のジャンル
解説
口蹄疫、鳥インフルエンザ、豚流行性下痢、豚コレラなど、家畜伝染病が波状攻撃のように畜産の現場を襲っている。背景には、畜産の大規模化に加え、獣医師の不足や労働環境の悪化があると見られる。一方ペット医療も技術進歩やペットの長寿命化など、状況は大きく変化しているという。獣医師の役割とは?防疫体制をどう確立するか?獣医学教育のあり方は?アニマル・ウェルフェアが叫ばれが、食肉や獣医療の倫理をどう考えるか?4氏の報告を通して、動物の命との向き合い方を考える。第34回農業ジャーナリスト賞受賞作品の紹介も。
著者
農政ジャーナリストの会
農業関係の報道・解説・出版に携わるジャーナリストや研究者等、全国約300の会員からなる自主独立の組織。会員の情報交換の場とともに、調査や研究をすることによって国内外の農業情勢や問題点を正しく把握し、公正な報道、評論活動を行なうことをめざす。年に4テーマを選び、専門家等を招いて研究会を開催。
目次
◎特集 動物たちの命と向き合う〜獣医師の現在
「獣医不足」論の根底にある偏在の解消を〜宮崎・口蹄疫禍の教訓から考える
行友弥(農政ジャーナリストの会会員)
今、問われている記録と検証〜獣医療と動物福祉倫理
北村直人(公益社団法人日本獣医師会顧問)
養豚専門開業獣医師から見た日本の養豚の現状と課題
大井宗孝(日本養豚開業獣医師協会代表)
社会のために獣医師にできること
太田凾慈(犬山動物総合医療センター代表)
国際的視点から見た獣医師のあり方と役割
吉川泰弘(千葉科学大学教授)
◎地方記者の眼
東海・北陸地方で続発する豚コレラ 野生イノシシの感染は長期化必至
石井勇人(農政ジャーナリストの会会員)
◎第三四回農業ジャーナリスト賞受賞作品発表
解説(詳細)
【関連書籍】
「東京2020大会 食のレガシーをどうつくるか(日本農業の動き204)」
「外国人労働力で救われるか、日本農業(日本農業の動き203)」
「危機に瀕する日本の酪農・畜産(日本農業の動き198)」
「ドキュメント口蹄疫」
「日本とEUの有機畜産」