書誌詳細情報
漆(うるし)1 漆掻きと漆工 ウルシ利用

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漆(うるし)1 漆掻きと漆工 ウルシ利用
この本のジャンル
解説
植物としての特徴、ほとんど今の技法とかわらない縄文時代の漆利用のおどろくべき実態、漆器、蒔絵等の漆工芸の各種技法、輪島塗、高山漆芸、津軽塗、讃岐塗など漆産地の歴史と特色、漆掻き職人による樹液の採取法、樹液以外の利用では、漆蝋のとり出し方、うるし蜂蜜、実を焙煎したうるしコーヒーなどを紹介。また、漆の最新物質化学の知見と接着剤・塗料としても注目される漆の未来に迫る。2019年刊行予定の漆Uでは栽培の最新知見を収録。
著者
阿部芳郎(あべよしろう、明治大学文学部)
室瀬和美(むろせかずみ、重要無形文化財(蒔絵)保持者)
永田智世(ながたともよ、目白漆芸文化財研究所研究員)
橋田光(はしだこう、森林研究・整備機構 森林総合研究所樹木抽出成分研究室)
宮腰哲雄(みやこしてつお、明治大学名誉教授 明治大学研究知財戦略機構研究推進員)
高田和徳(たかだかずのり、岩手県一戸町 御所野縄文博物館館長)
姉帯敏美(あねたいとしみ、岩手県二戸市漆産業課長)
竹内義浩(たけうちよしひろ、長野県駒ヶ根市・竹内工芸研究所)
田端雅進(たばたまさのぶ、森林研究・整備機構 森林総合研究所東北支所)
近藤都代子(こんどうとよこ、元文化庁文化財部伝統文化課主任文化財調査官)
住谷晃一郎(すみたにこういちろう、香川県政策部文化振興課文化芸術グループ美術コーディネーター)
目次
1章 植物としてのウルシ
2章 漆利用の歴史
3章 漆の利用と技法
4章 代表的な漆器産地とその技術
5章 漆液以外の利用
6章 漆液の採取と精製
解説(詳細)
本書では、植物としてのウルシの特徴、縄文時代の漆利用、漆器の木地づくりから下地づくり、塗りと加飾技法までの漆液利用、輪島、飛騨高山などの代表的漆器産地の技法、ウルシから蝋をとる方法やウルシ染めなど漆液以外の利用、漆液の採取方法(漆掻き)とその精製法についてまとめています。
【地域資源を活かす 生活工芸双書】
「苧(からむし)」
「萱(かや)」
「楮(こうぞ)・三椏(みつまた)」
「漆(うるし)2」
「桐(きり)」
「竹(たけ)」
「大麻(あさ)」
「棉(わた)」
「藍(あい)」
【関連書籍】
「地域素材活用 生活工芸大百科」
「漆・柿渋と木工 宮本常一とあるいた昭和の日本23」