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内山節著作集3 戦後日本の労働過程

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内山節著作集3 戦後日本の労働過程
この本のジャンル
解説
経済学とは別の立場から、現実の社会のなかで生きる労働者の存在をとらえようという問題意識に立った、内山としては珍しい現状分析論[初版三一書房1982年]。ほかに「戦後の労働者の労働意識と労働観」など、労働・労働者にかかわる論考5編を収録。
著者
うちやま・たかし 1950年、東京生まれ。哲学者。『労働過程論ノート』(1976年、田畑書店)で哲学・評論界に登場。1970年代から東京と群馬県上野村を往復して暮らす。趣味の釣りをとおして、川、山と村、そこでの労働のあり方についての論考を展開、『山里の釣りから』(1980年、日本経済評論社)に平明な文体で結実する。そこでの自然哲学や時間論、森と人間の営みの考察が『自然と人間の哲学』(1988年、岩波書店)『時間についての十二章』(1993年、同)『森にかよう道』(1994年、新潮社)などで展開された。NPO法人・森づくりフォーラム代表理事。『かがり火』編集長。「東北農家の会」「九州農家の会」などで講師を務める。
目次
著者解題 経済を労働の視点からとらえなおす
*
戦後日本の労働過程
序章 労働の権利について
第1章 戦後市民社会のなかの労働者像
第2章 現代日本の生産過程と労働過程
第3章 高度成長期以降の労働過程
第4章 現代的労働過程の基礎構造
第5章 現代における階級の問題
第6章 現状分析の方法論について
あとがき
*
戦後の労働者の労働意識と労働観
頭脳を外注化する時代の仕事意識
渡植彦太郎著『仕事が暮らしをこわす』『技術が労働をこわす』『学問が民衆知をこわす』 解説
解説(詳細)
【シリーズ】
「内山節著作集」
【関連書籍】
「内山節と読む 世界と日本の古典50冊」
「主権はどこにあるか 変革の時代と『我らが世界』の共創」
「ローカリズム原論 新しい共同体をデザインする」
【内山節と語る 未来社会のデザイン】
「内山節と語る 未来社会のデザイン 全3巻セット」
「1 民主主義を問いなおす」
「2 資本主義を乗りこえる」
「3 新しい共同体の思想とは」