書誌詳細情報
静電場スクリーンによる農作物防除システム

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静電場スクリーンによる農作物防除システム
この本のジャンル
解説
静電場スクリーンとは、静電気帯電させた絶縁体を利用して小型害虫や病原菌分生胞子を捕捉する技術。栽培温室などへの害虫や病原菌の侵入を防ぐことが可能となる。そのメカニズムや開発経緯、利用法などを紹介。
著者
豊田秀吉(とよだ ひでよし)
1949年、大阪市生まれ。近畿大学農学部教授。専門は植物感染制御工学、植物防御システム工学。
松田克礼(まつだ よしのり)
1961年、滋賀県生まれ。近畿大学農学部教授、植物防御システム工学。
目次
●1章 静電気工学を利用した静電場スクリーンの開発
1.静電気学の基本事項
2.静電場スクリーンの発想と社会的必要性
●2章 静電場スクリーンのためのモデル病害虫と標的生物
3.静電場スクリーンの機能解析研究に用いるモデル生物
4.静電場スクリーンの実用化研究に用いる標的生物の概要
5.電場忌避試験に用いる検定生物
●3章 単印加・単極型静電場スクリーン(SM-スクリーン)の開発とその利用
6.温室内特定空間の遮蔽
7.温室全体空間の遮蔽:収穫期トマト温室のうどんこ病防除
●4章 単印加・双極型静電場スクリーン(SD-スクリーン)の開発とその利用
8.双極型静電場スクリーンの害虫捕捉メカニズム
9.SD-スクリーンによる温室病害虫の防除
10.ポストハーベスト害虫の防除
●5章 両印加・双極型静電場スクリーン(SD-スクリーン)の開発とその利用
11.捕捉型静電場スクリーンの開発とその利用
12.平板被覆体を用いるDD-スクリーンの作製
●6章 静電気工学における関連技術の展開(1)静電気捕捉技術の応用
13.胞子静電捕集装置の考案とその利用
●7章 静電気工学における関連技術の展開(2)放電技術の応用
14.オゾン生成型静電場スクリーンの考案
15.プラズマ気流局部照射装置の考案とその利用
引用文献と参考書