書誌詳細情報
農家が教える 桐島畑の絶品野菜づくり1

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農家が教える 桐島畑の絶品野菜づくり1
この本のジャンル
解説
『現代農業』でおなじみの桐島さんは、独自の方法で有機無農薬栽培を確立する。めざすは「しっかりタネが採れる」野菜。これこそが自然に生育した野菜で、病害虫に強く、栄養価も高く、そしてなにより美味しい絶品野菜。理想は「収穫時にチッソが切れる」生育で、それには適地に栽培し、作物が出すサインを見逃さないで適宜施肥する技術が欠かせない。施肥は安い鶏糞主体だが、どうしても畑の養分バランスが崩れてしまう。そこで、畑には雑草を生やし、野菜と一緒に輪作をしてバランスを整える。そうした桐島流の野菜つくりを詳しく紹介。
著者
桐島正一(きりしま しょういち)
昭和41年3月23日 高知県生まれ(46歳)。昭和60年 高知県立実践農業大学校卒業。その後、2年間アメリカに行き、農業を学ぶ。昭和62年 21歳で農業を始め、現在に至る。
目次
●パート1 これが野菜の味だ!!-自然育ちのおいしい野菜をつくる
1.食べた人をひきつける野菜とは
2.私の有機・無農薬野菜の育ちはここがちがう-「有機は育てにくい」から脱出を
3.野菜のサインを読んで元気追肥、おいしく収穫
(1)追肥のタイミングを教えるサイン
(2)おいしさが乗る収穫適期のサイン
4.宅配の魅力を作りだす「共生菜園」
●パート2 有機・無農薬で健康・美味に育てるポイント
1.鶏糞で有機少肥栽培の実際
(1)鶏糞活用の背景-多資材有機栽培への反省から鶏糞で少肥栽培へ
(2)私の鶏糞の利用法
(3)肥料と水の基本的な考え方
2.畑の力を回復する輪作の実際
(1)あえて連作する野菜もある
(2)連作すると味が落ちる野菜
(3)雑草を見て何を植えたらいいか決める
(4)雑草も輪作すると畑はよい状態になる
(5)雑草も使って根こぶをなくす
3.多品目栽培で上手な圃場活用と環境づくり
(1)光の当たり方で決める
(2)前作との兼ね合いで決める
(3)土の養分状態を見て決める
(4)水を多く必要とす野菜と少なくてもいい野菜
(5)ゆっくり育った方がいい野菜と速く育った方がいい野菜
4.長期育苗で少肥向き・高能力の苗づくり
(1)私の育苗の目標-低温下でゆっくりと
(2)育苗土づくり-小さなポットで二か月持つ土
(3)播種・発芽用の温床づくり-米ぬか発酵温床で温度をコントロール
(4)播種時期とタネのまき方
(5)移植の時期と方法
(6)育苗管理のポイント
5.自家採種で有機・無農薬・美味の品種づくり
(1)タネ代3分の1!-市販を超えるタネを採る
(2)私のタネ採り法
(3)野菜の結実の性質をよく知ること
楽しみいっぱいタネ採り畑
アブラナ科野菜のタネ採り
(4)土地になじむオリジナル品種をつくる
私のオリジナル品種の卵たち
6.病害虫を防ぐ多面的な作戦
在来品種は害虫の食害に強い-十和ダイコン・十和カブの例
播種・栽培時期で害虫回避
雑草に守ってもらい、適期に除草・追肥
リスクの分散-同じ野菜を複数圃場に
肥培管理で病害虫にかかりにくい野菜を
鳥獣害対策のいろいろな試み
●パート3 私の有機・無農薬野菜づくりの実際-生育の見方と育て方
<果菜類>
ナス/トマト/ピーマン/ジャンボピーマン/シシトウ/万願寺トウガラシ/鷹の爪トウガラシ/キュウリ/スイカ/カボチャ/ゴーヤ/ハヤトウリ/オクラ/トウモロコシ
<豆類など>
エンドウ・ソラマメ類-スナップエンドウ/実エンドウ/キヌサヤ/一寸ソラマメ
インゲン/枝豆/シカクマメ/ラッカセイ/ゴマ
解説(詳細)
【ご注意ください】
現代農業・別冊にて発刊されました
『有機・無農薬のおいしい野菜つくり@ 基本の技術と果菜類・豆類の育て方』を書籍化したものです。
【関連書籍】
「農家が教える 桐島畑の絶品野菜づくり2」
「これならできる!自然菜園」
「自然農薬のつくり方と使い方」
「有機栽培の野菜つくり」
「新装版 本物の野菜つくり」
「青木流 野菜のシンプル栽培」
「新版 家庭菜園の病気と害虫」
「鶏糞を使いこなす」
「アスパラガス 採りっきり栽培」