書誌詳細情報
鳥獣害を考える2 イノシシはなぜ田畑に害をあたえるの?

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鳥獣害を考える2 イノシシはなぜ田畑に害をあたえるの?
この本のジャンル
解説
全国の田畑を荒らす代表的な害獣、イノシシ。その被害の実態や驚きの能力、生態、行動、被害が増えた理由をビジュアルに解説し、被害を出さない賢いつきあい方と防ぎ方を子どもの目線で分かりやすく提案する。「猪突猛進」のイメージからは想像できないような臆病で用心深い習性や、一度覚えたことを忘れないという高い学習能力、放置された農産物が被害を増やしてきたという事実、文化財を壊したり、都市近郊に現れて人にけがを負わせたりという最近の被害事情などを紹介しながら、イノシシと人間のかかわりを考える。
著者
■著者紹介
江口祐輔(えぐち ゆうすけ) 1969年1月神奈川県生まれ。麻布大学大学院獣医学研究科博士課程修了(動物応用科学専攻)。麻布大学講師を経て、現在、近畿中国四国農業研究センター鳥獣害研究室。
目次
●イノシシって、どんな動物?
イノシシのからだ
イノシシのなかま
イノシシの一生
イノシシの習性
イノシシの感覚能力
イノシシはかしこい
複雑な実験をこなすイノシシ
●イノシシはなぜ害獣とされるの?
人とイノシシのたたかいの歴史
なぜ人の近くでイノシシがふえたの?
生態系に影響を与えるイノシシ
イノシシに関する法律
●こんな被害・あんな被害
農作物の被害
その他の被害
●わたしたちにできることは?
餌づけをしない
イノシシをよせつけない工夫
イノシシに警戒をうながす
イノシシ人との知恵くらべ
資料
さくいん
解説(詳細)
■関連書籍
「イノシシから田畑を守る
「これならできる獣害対策」
「鳥獣被害―<むらの文化>からのアプローチ」
「DVD 暮らしを守る獣害対策シリーズ 全1枚」