書誌詳細情報
カキの多収栽培 ★在庫切れ

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カキの多収栽培 ★在庫切れ
定価 1,980円 (税込)
ISBNコード 9784540092664
発行日 2010/09
出版 農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数 A5 136ページ
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この本のジャンル
解説
現在の果樹農家の課題は、果実の安値安定。小ノ上さんは「増収に勝るコストダウンはない」と富有で3トンどりで安定経営を実現。その秘訣は徒長枝活用。一般に徒長枝は果実生産にとってマイナスであるとして、生育期の芽かきや休眠期のせん定で取り除かれるが、徒長枝利用で良品多収が実現できるというのが小ノ上さんの考え。そして、農家は積極的に自分で販売すべきだと、冷蔵カキを3月まで産直で販売する。本書では、安定多収を支えるせん定技術を中心に、減農薬病害虫防除、省力経営に欠かせない農機利用、安定価格による販売方を公開。
※本書は富有を中心にまとめてあります。他の品種では富有とのちがいをふまえたうえで参考にしていただきたい(本書より)
著者
■著者紹介
小ノ上 喜三(おのうえ よしみつ):昭和24(1949)年福岡県生まれ。昭和43(1968)年県立朝羽高校農業科卒業。卒業後、日本農友会(松田農場)実習所で長期講習受講。以降、農業に従事し現在に至る。
目次
序章 現代のカキ栽培の課題
1.経営安定化の三つの課題
2.大玉生産より収量アップが課題
3.ヘタスキ果をなくす
4.再生産できる価格での販売
第1章 私の樹のとらえ方とせん定の考え方
1.キーワードは「樹のバランス」
2.徒長枝を活かすことで悪循環を断ち切る
3.結果部を常に若く保つ
4.枝は葉(葉脈)のようにつくる
5.適正せん定に徹する
第2章 徒長枝利用せん定の実際
1.樹に樹を植えるのが徒長枝利用
2.徒長枝利用への転換の方法
3.主枝、亜主枝の背面の側枝(直上枝)の間引き
4.側枝のせん定
第3章 樹形の考え方と仕立て方
1.私の樹形の変遷と考え方
2.主幹仕立てのポイント
3.開心形での主枝のつくり方と更新
4.早期成園化のための苗木管理のポイント
第4章 栽培管理のポイント
1.安定3トンどりのための摘蕾方法-「二分の一摘蕾法」
2.摘果は品種で変える
3.若木の摘心は効果的
4.施肥と土つくり
5.新品種太秋と一挙更新
第5章 病害虫防除
1.失敗に学んでつくった防除暦
2.私の病害虫防除の考え方
3.農薬を使いこなすために
4.農薬の残効期間を知る-ムダなく確実に効かすために
5.農薬の計量を簡単にする工夫
6.スピードスプレーヤー(SS)を上手に使うために
7.カイガラムシの樹幹塗布処理
第6章 農器具-私がほれた機械と上手な選び方・使い方
1.スピードスプレーヤー(SS)
2.草刈り機
3.高所作業車
4.バックホー(ミニパワーシャベル)
5.肥料、土壌改良資材の散布機
6.フォークリフト
7.コンテナカー
8.バッテリーリフトカー
9.カートンシーラー(製封函機)
10.卓上データウエイ(定量の組み合わせをつくる秤)
11.ノコギリと電動バサミ
第7章 販売の考え方とノウハウ
1.カキは全量を自分で販売
2.産直の大きな武器、冷蔵庫
3.冷蔵から販売までの手順
4.販路開拓、私のやり方
解説(詳細)
【関連書籍】
「基礎からわかる おいしいカキ栽培」
「カキの絵本」
「柿づくし 柿渋、干し柿、柿酢、柿ジャム、紅葉保存」
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