書誌詳細情報
地域の再生11 家族・集落・女性の底力

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地域の再生11 家族・集落・女性の底力
この本のジャンル
解説
「限界集落」といわれながらも、人々がそこに暮らし、これからも住み続けたいと願うのはなぜか。集落に残る家族だけでなく外に出た家族にも着目する「T型集落点検」と「ライフヒストリーの聞きとり」により、農山村の人々とその人間関係の底力を浮かび上がらせ、ムラとマチが結びつく新しい家族と集落のあり方を大胆に提言する。
著者
徳野貞雄(とくの・さだお)
熊本大学文学部総合人間学科地域社会学教授。日本村落研究学会会長。西日本社会学会会長。著書『農村の幸せ、都会の幸せ』(NHK出版)『生活農業論』(学文社)など。
柏尾珠紀(かしお・たまき)
滋賀大学環境総合研究センター客員教授。著書『農村ジェンダー』(共著・昭和堂)など。
目次
第1部 現代の家族と集落をどうとらえるか
第1章 限界集落論から集落変容論へ――修正拡大集落の可能性
第2章 「超限界集落」における集落の維持・存続――熊本県多良木町槻木地区の事例か
第3章 現代農山村分析のパラダイム転換――「T型集落点検」の考え方と実際
第4章 南西諸島の高出生率にみる生活の充足のあり方――沖永良部島和泊町の生活構造分析から
第2部 地域における女性の力
序章 農村女性への接近
第1章 農の世界の女性たち――農家の嫁、新規就農者、農家の娘
第2章 そこにある生産手段を生かす――ライフステージと生産活動
第3章 地域資源を生かす知恵と技術とネットワーク
第4章 女性が創る暮らしのデザイン―暮らし力の高さがつくる地域の豊かさ