書誌詳細情報
人間選書64 現代をいかに生きるか ★在庫僅少

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人間選書64 現代をいかに生きるか ★在庫僅少
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解説
エコロジー派の台頭、反科学・反物質文明のうねりの中にある現在、新しい知をいかに創出し、いかに未来を切り開いていくべきか。キーワードは、人間と環境との柔らかい関係。読者を根源的な社会変革へいざなう著。
目次
1章 現代生活と生命力
1.労苦について
科学の恩恵のかげに
辛さがなくなった暮らし
ひよわになった子供たち
日々に養われる生命
2.刺戟と速度について
失われた五感の鋭さ
柔らかい土の感触
パリの地下鉄で
過程がはぐくむもの
3.技術的な見方について
歩行器のつけ
代替品としての人間
いのち自身が持っている豊かさ
4.意欲について
円熟するということ
「満ち足りたお坊ちゃん」
5.行について
「修養」は古くさいか
心を虚しくすること
2章 現代社会と人間性
1.支配の新しさについて
身分差別は消えたが
「柔らかい」手段の下で
東と西に共通する構造
2.組織化について
心を殺して生きる人びと
いつもひけめを感じて
配給された生活
3.専門化について
何もかも他人まかせ
マリアの露出度をはかる
いやな仕事はババぬきで
4.労働の意味について
巨大な機械の肉と骨
たまる心身の疲労
かつての職人労働
5.自然との交流について
復讐を用意する自然
たとえば早朝、外に出てみると
いのちを持っていた素材
3章 新しい文明のために
1.知恵の回復について
成熟した精神とは
バランス感覚にてらせば
2.価値観について
文明の老化とともにくるもの
「何でもできる」社会だが
3.エコロジストについて
根源的な社会変革へ
人間と環境の柔らかい関係
反管理、自治への志向
4.自己実現と自治について
生きることの意味はどこに
相互の多様性を尊重しつつ
自治を保証するものは何か
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