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人間選書41 学問の方法
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人間選書41 学問の方法
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解説
状況と学問をかかわらせる新たな方法を思索し自らの学問を鉛の社会学と規定した著者晩年の論考を集成。氏の市民論、共同体論の内的展開を追体験し民衆の側の学問の本質を探究する本。
解説(詳細)
1.幻影の市民
都市と農村-加害者から
農耕への指図
農政への切なる願い
国の食糧問題か都市の食糧問題か
作らぬ民の「うまい米」
幻影の市民・観念の共同体
2.小農への「思慕」
耕すことの意味
物を作る上での自由
農家にとっての自然
農業は等しく小農のもの
部落は組織か
農協、生協、労働組合、そして部落
「むら」づくりの思想と系譜
共同体論争の不毛
3.学問の方法
将来のためでなく
ぼくにとっての耳学問
政治への批判と参加
歴史をふりかえることの意味
「農学」の系譜を追って
農学か農法か
鉛を志す社会学
こつなぎと戒能通孝
書評「農業の近代化と日本資本主義の成立」