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日本農書全集11 窮民夜光の珠・他 ★在庫僅少

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日本農書全集11 窮民夜光の珠・他 ★在庫僅少
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解説
北九州の農書5点を収録。一農家の日記、農事視察旅行の報告など、バラエティに富む。
解説(詳細)
●「窮民夜光の珠」高橋善蔵
有利な商品作物である櫨の栽培法と製蝋の仕方を詳細に解説した古典的名著。著者自らが櫨栽培の先覚者で庄屋としての立場から農民に示す。のち大蔵永常は本書をもとに『農家益』を著した。(翻刻・現代語訳 安川覚)
●「九州表虫防方等聞合記」大聖寺藩宇兵衛ほか
北陸大聖寺藩の農民による先進地北九州の虫防ぎや苗代のつくり方を視察した道中記、出張復命書。各地をめぐり、多くの人に会い、克明に記録され興味深い。(翻刻・現代語訳 小西正泰)
●「園圃備忘」貝原益軒
著名な本草学者貝原益軒による、春夏秋冬、農作物、花、果樹類などの農事暦を示した異色の備忘録。貝原益軒全集にも収録されていないもの。(翻刻・現代語訳 井上忠)
●「郷鏡」著者未詳
長崎県諌早地方の農書。とくに播種から収穫までの農作業の手順を記す。水稲はもちろん、粟など畑作物も記述。(翻刻・現代語訳 月川雅夫)
●「野口家日記」野口広助
佐賀平野の一農民が農事の詳細を日々克明に綴ったもの。耕種、肥培、収量はもとより、凶作、流行病なども記す。幕末期佐賀平野クリーク地帯の土地利用が示される。(翻刻・現代語訳 八木宏典)
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