書誌詳細情報
業務・加工用野菜

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業務・加工用野菜
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解説
輸入野菜は国内需要の20%を超えた。その70%以上は業務・加工用野菜。この、業務・加工用野菜の生産・販売が注目され、広がっている。業務用は外食・中食(給食も含めて)などそれぞれの目的にあった品質や大きさが求められるので、売り先が市場や量販店から中食・外食へ変わるだけでなく、規格や流通のしかたも変わる。そのため、きめ細かい対応が必要で、業務需用版産直など小規模なものも登場してきている。生産から規格や流通、販売の考え方やポイントを、大規模から小規模まで産地事例も含めて解説したのが本書。
解説(詳細)
<1>野菜は自給できる!! 輸入の動向と業務・加工用に取り組むために
1.80%を割り込んだ野菜の自給率
2.自給率を高めるチャンス=野菜輸入戦線に異常あり!?
3.業務・加工用にはどんな野菜が求められるか
4.業務・加工用野菜の生産・販売に取り組むために
<2>業務・加工用野菜のニーズと品質・規格
トマト−ハンバーガーに向く品質・規格とは
キャベツ−4〜5月どりの寒玉系がねらい目
タマネギ−求められるのは「大玉」「肉に合う」
レタス−求められる冬場の安定生産
ネギ−中国産に負けない業務用途への対応を
ホウレンソウ−草丈は40センチで肉厚に
ゴボウ−新たなゴボウ料理を開発して消費拡大
ニンジン−4〜6月に大型規格ニンジンを
サトイモ−ターゲットはこだわりの需要者か?
ダイコン−おでん、ツマ、おろしに向くダイコンは?
<3>広がる業務・加工用野菜への取組み
自社加工にも乗り出した農家の株式会社
JA100%出資の冷凍加工会社
産地リレーと冷凍加工で周年供給体制を仕組む
産地と外食・中食業者との調整役を果たす仲卸
多品目少量生産型産地を組織する青果会社
多様な需要者との契約取引を軸とした経営展開