書誌詳細情報
作物の栄養生理最前線 ★在庫切れ

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作物の栄養生理最前線 ★在庫切れ
定価 1,676円 (税込)
ISBNコード 9784540062872
発行日 2006/12
出版 農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数 B5 72ページ
在庫 なし
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この本のジャンル
解説
ミネラルの吸収と作用、有機養分の吸収、葉面吸収、有機物施用の問題点、ケイ素やカルシウムによる病気の防除、他感作用やシグナル伝達など作物栄養生理学の最新研究を、人間の健康との関連も含めてわかりやすく紹介
解説(詳細)
●ミネラルの吸収と作用
植物の必須元素が増える?/鉄の呼吸と「ムギネ酸」の発見/植物の毒=アルミニウムの作用/ホウ素と細胞吸収=受動輸送と能動輸送/ケイ素の重要な働き/塩と生命
●多様な養分の吸収と利用のメカニズム
巨大分子=有機物の吸収(エンドサイトーシス)と転流/葉面からの吸収と葉面散布/有機物の有効利用への誤解
●ミネラルで病気を防ぐ
ケイ素/カルシウム
●他感作用とシグナル伝達
減農薬の試み=他感作用と光の利用/シグナル(情報)伝達
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■著者
渡辺 和彦 (わたなべ かずひこ)
1943年11月 兵庫県に生まれる、1968年3月 京都大学農学研究科農芸化学専攻修士課程修了、1968年4月 兵庫立農業試験場(現、兵庫県立農林水産技術総合センター)勤務、2003年3月 兵庫県立農林水産技術総合センター退職、2003年4月 兵庫県立農林水産技術総合センター農業大学校講師、東京農業大学客員教授
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■編集者より
ミネラルの吸収と作用、有機(タンパク)養分の吸収、葉面からの養分吸収、有機物施用の問題点、ケイ素やカルシウムによる病気の防除、他感作用やシグナル伝達など、近年、植物の栄養生理機能についての新しい解明が行なわれており、実際栽培に生かされているものもある。これらの発見は農業生産に直接関与するだけでなく、ホウ素ではリュウマチや短期記憶の喪失、ケイ素ではアルツハイマーや骨粗鬆症などの治療や予防に貢献する可能性がある。
本書は農業生産現場の方に最近の学問の進歩を知らせるとともに、研究者の方には農業生産現場での具体的な現象と活用場面を伝えることを目的としている。しかもミネラルの作用機構は、作物と人間と共通点が多いので、人間の健康との関係についても触れている。
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■関連書
『原色 野菜の要素欠乏・過剰症』
『アレロパシー』
『生命にとって塩とは何か』
コメント
★重版予定ありません。