書誌詳細情報
新特産シリーズ キンカン

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新特産シリーズ キンカン
この本のジャンル
解説
風邪に効く果実≠ニして昔から親しまれてきた健康果樹の完熟大玉果を安定生産するコツから、砂糖漬け、キンカン湯、ジャム、ゼリーなどのつくり方、果実がもつ健康機能性や加工販売事例まで、まるごと収めた1冊。
著者
■著者
河瀬憲次(かわせけんじ)1932年宮崎県生まれ。農林省九州農業試験場、農林水産省果樹試験場口之津支場長、大阪府立大学教授などを経て、現在、熊本県農業研究センター特別研究員、宮崎県立農業大学校非常勤講師、河瀬技術士事務所代表。農学博士(京都大学)。園芸学会賞、熊本県農業功労特別賞受賞。著書『果樹全書カンキツ』(共著)、『果樹台木の特性と利用』(編著)、『デコポン(不知火)をつくりこなす』(編著)、『そだててあそぼうミカンの絵本』(編著)ほか多数。
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目次
第1章 小さなひと粒に大きな力
1 つくりやすさナンバーワンの果樹
2 医食同源を地でいくキンカン
第2章 キンカンの特徴と品種
1 江戸時代、中国の難破船により伝えられた
2 もっとも小さいカンキツ
3 カンキツと異なる生理の特徴
4 キンカンの品種
第3章 キンカンの導入と栽培のポイント
1 導入の魅力と作型の選び方
2 安定多収栽培のポイント
第4章 キンカン栽培の実際
1 年間の生育管理と適地
2 育苗と植付け、幼木、若木の管理
3 開花結実と着果管理
4 収穫と出荷
5 樹体の健康維持と管理
6 成木の整枝せん定と樹形管理
第5章 施設栽培の管理のポイント
1 施設栽培の二タイプ
2 完熟出荷型栽培の実際
3 早期出荷型栽培
4 栽培事例
第6章 病害虫防除と生理障害対策
1 おもな病害虫と防除法
2 生理障害対策
第7章 キンカンの機能性と加工の実際
1 果実の成分と薬効を活かす
2 キンカンの加工と調理
3 加工販売事例
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解説(詳細)
■編集者より
“風邪に効く果実"として昔から親しまれてきたキンカンは、独特の苦味があったため、砂糖漬けやシロップ煮など調理して食べるのが一般的だったが、完熟出荷型栽培の登場により、生でまるごと食べられるほど甘い果実がつくられるようになった。健康食志向の高まりのなか、繊維質の多い皮もまるかじりできる唯一のカンキツとして、機能性と手軽さの両面で注目を集めている。完熟果は1パック(12粒入り)が600円前後の高値で販売されている。
本書は、キンカン栽培農家はもちろん、ミカン農家や直売農家、家庭果樹愛好家や新規就農者にもわかりやすく、栽培から加工、販売まで取り組めるものである
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■関連書
『新特産 アボカド』
『新特産 ユズ』
『新特産 イチジク』
『新特産 プルーン』
『新特産 ヤマブドウ』
『新特産 クリ』
『新特産 ギンナン』
『特産 レモン』