書誌詳細情報
新装版 本物の野菜つくり

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新装版 本物の野菜つくり
この本のジャンル
解説
伝統的な栽培にみる育て方の原理と著者の野菜つくりの体験をもとに、地域の土地柄にあった無農薬、無化学肥料の旬の野菜つくりの栽培ポイントと品種選びの着眼点を示す。各論では主な野菜15種について詳しく紹介。
解説(詳細)
◇暮らしと野菜つくりの原型をさぐる
暮らしと生産のしきたり
安心して食えるもの それは自給生産にある
野菜生産の原型をさぐる
◇野菜つくりのしきたりを見直す
ナス
ネギ
サトイモ
ニンジン
ウリ類
ヤマノイモ
サトイモ
ニンジン
ダイコン
ツケナ
ホウレンソウ
キクナ(シュンギク)
冬の露地野菜
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■著者
藤井平司(ふじい ひらし)
1924年大阪府岸和田市生まれ。旧制岸和田中学校卒業。2002年歿。人間が生きることと野菜との本来的な関係、本来的な野菜の育ち方とつくり方を生涯追求してきた。民間育種家でもある。
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■編集者より
本書は、「まえがき」に「わたしは、30数年間の体験のなかで、はじめて「しきたり」のなかにある合理性に気づくことができた。この「しきたり」と私の体験から、官製技術を批判しつつ、混迷した野菜つくりから抜け出す道を考えてみた。」とあるように、地域の自然と風土の中で、野菜つくりの「しきたり」がどのようにつくられてきたのかを明らかにし、それを基本にした野菜の見方と栽培の考え方が、独自の視点でまとめられている。化学肥料や農薬にたよらない、安全で美味しい本来の野菜つくりに転換したいと思っている農家をはじめ、家庭菜園愛好家、消費者にとって、大きなよりどころになる1冊である。
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■関連書
『共存の諸相』
『栽培学批判序説』
『新装版 図説 野菜の生育』