書誌詳細情報
田んぼビオトープ入門 ★在庫僅少

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田んぼビオトープ入門 ★在庫僅少
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解説
「田んぼの学校」や農村ビオトープつくりが各地で行なわれ、田んぼがさまざまな生きものを育む重要なビオトープであることが広く知られるようになった。市民だけでなく、農家も減農薬、無農薬栽培志向が強まるなかで、田んぼの生きものに関心を持つ人が増えている。本書は著者が新潟県で荒廃した谷地田を借りて実践してきた田んぼビオトープの実践記録や、コウノトリの野生化を地域一体となって目指す豊岡市や、トンボ、ホタル、カエルなど、生きものを復元し、快適な農村空間をつくる「田んぼビオトープ」の実践例と課題を紹介。
解説(詳細)
第1部 豊かな生きものを育む田んぼビオトープ入門
第1章 多様な生きものや人を育む田んぼビオトープ
第2章 市民主体の手作り田んぼビオトープ
第3章 地域的田んぼビオトープ
第4章 田んぼビオトープの生きもの調査法
第2部 実践から学ぶ田んぼビオトープづくり
第5章 市民主体に伝統的な稲作でつくった田んぼビオトープ
第6章 コウノトリの野生化を目指した地域的田んぼビオトープ
第7章 メダカのすむ田んぼビオトープ
第8章 ホタルを育む田んぼビオトープ
第9章 カエルや小型サンショウウオを育む田んぼビオトープ
第10章 トンボを育む田んぼビオトープ
第11章 ハクチョウやヒシクイを育む田んぼビオトープ
第12章 学校田んぼビオトープと屋上田んぼビオトープ
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■著者
養父 志乃夫 (やぶ しのぶ)
1957年大阪市に生まれる 1986年 大阪府立大学大学院博士課程修了。重松敏則氏に師事 農学博士。現在、和歌山大学システム工学部 環境システム学科 教授 農村環境整備センター「田んぼの学校」顧問 「日本自然学習実践センター」顧問
主な著書『自然生態修復工学入門』『ホームビオトープ入門』以上農文協 『生き物のすむ環境づくり トンボ編』(環境緑化新聞社) 『緑地生態学』『自然環境復元の技術』共著(朝倉書店)『雑木林の植生管理』(ソフトサイエンス社)『ランドスケープエコロジー』共著(技報堂出版)『エコロジカルデザイン』(ぎょうせい)など。
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■編集者より
「田んぼの学校」や農村ビオトープつくりが各地で行なわれ、田んぼがさまざまな生きものを育む重要なビオトープであることが広く知られるようになった。市民だけでなく農家も減農薬、無農薬栽培志向が強まるなかで、田んぼの生きものに関心を持つ人が増えている。米政策大綱では、このようなビオトープ水田も補助対象となっている。
著者は平成15年から新潟県頚城村で荒廃した谷戸田を借り、田んぼビオトープつくりを実践したり、各地の実践活動を調査・指導をおこなってきた。本書では、この伝統的稲作で行なう谷戸田ビオトープや豊岡市の行政・市民が一体となって行っているコウノトリの野生化を目指した地域的ビオトープのほか、メダカ、ホタル、カエルやサンショウウオ、トンボ、ハクチョウ・オオヒシクイなどを増やしている田んぼビオトープ各地の実践例を紹介。生きものの生態から、作り方や管理法を具体的に解説。
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■関連書
『ホームビオトープ入門』
『自然生態修復工学入門』
『「田んぼの学校」入学編』
『水田生態工学入門』
『田んぼの生きもの おもしろ図鑑』
『メダカはどのように危機を乗りこえるか』
『減農薬のための 田の虫図鑑』
『田んぼの虫の言い分』