書誌詳細情報
冷害はなぜ繰り返し起きるのか?

書誌詳細情報
冷害はなぜ繰り返し起きるのか?
この本のジャンル
解説
いまだ予則ができない冷害。明治の農学者・関豊太郎に学び、生き物や経験も組み込んだ予報への変革を提案。さらになぜ気候風土にあった作物の導入が進まなかったのか、歴史をさかのぼって解明し根本対策の方向を示す
解説(詳細)
一章 現代気象学でも予測できなかった二〇〇三年冷害
一、 予報と大きく違った二〇〇三年冷害
二、 長期予報(季節予報)は何のために生まれたのか
三、 現代の長期予報はどう出されているのか
四、 精度の高い予報は可能か
二章 冷害の予知・予測の原点に学ぶ
一、 日本における冷害予知研究の始まり
二、 関豊太郎の冷害予測方法
三、 関豊太郎の方法で冷害の予測は可能か
四、 海の異変と冷夏との関係を検証する
五、 過去に発生した冷害からの予測
六、 南部藩豪商の長期予報と冷害対策に学ぶ
三章 稲作の普及と冷害
一、 北海道での稲作の広がりと冷害
二、 つくられた「お米信仰」と冷害発生地域の拡大
■著者紹介
卜蔵健治(ぼくら たけはる):1938年 東京都に生まれる。1961年 東京農業大学卒業、1966年 東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、1967年 弘前大学農学部助教授、1992年 弘前大学農学部教授、1997年 弘前大学農学生命科学部教授、2003年 弘前大学退官、名誉教授。農学博士。1993年日本農業気象学会賞。
コメント
★多少のキズ・色やけなどがございます。ご了承のほどよろしくお願いいたします。(品切れになる場合がございます)