書誌詳細情報
地域ネットワークでつくる 子どもの健康

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地域ネットワークでつくる 子どもの健康
この本のジャンル
解説
地域に根ざした健康教育の一つの到達点
・・地域活動にかかわる養護教諭には、参加者の専門性や持ち味を生かすコーディネート力とファシリテート力が求められます。まずは本書を手に。(愛媛大学教育学部・山本万喜雄氏 推薦の言葉より)
解説(詳細)
序章 「子どものむし歯」は地域の問題だった
1. 入学してからでは間に合わないむし歯の実態
2. 学校ではこんな工夫で指導を続けた
3. 歯科医師会の活動とつながって
4. むし歯は地域の問題という意識が深まりを生んだ
第1章 「合同会議」で広がる健康づくりの輪
1. 職種をこえて地域の健康を考える場
2. 「スリムになっていきいき教室」からの広がり
3. アレルギー問題から子どもたちの環境を考える
4. 基本的な生活習慣づくりを地域に広げて
5. 合同会議のこれから
第2章 学校は「子どもの健康」で地域と結びついた
1. ゼロからつくった保健室の三〇年
2. 保護者をまきこんだ性教育三〇年の伝統
第3章 「みんなが主役」
1. 地域が主役の学校保健委員会
2. 学校が子育て支援の場に
3. 校医さんたちの出番をつくる
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■著者
全国養護教諭サークル協議会企画、牧野・太口・畑中・片山・大野・吉岡・松山・西村著(京都府城陽市の養護教諭)
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■編集者より
京都・城陽市では、「健康日本21」よりずっと以前から、小中の養護教諭と行政の保健師、栄養士が地域の健康問題を検討する「合同会議」の伝統が30年以上続いており、合同会議を中心にして医師会や看護師、一般教職員や保護者も手を結んだ子どもの健康づくりが行なわれてきた。
「公衆衛生と一人ひとりの健康をつなげて」「地域ぐるみで子どもの健康を考える」先進的事例として、この伝統の中で中心的役割を果たしてきた養護教諭の立場から、なぜこうした取り組みが可能になり、それが継続しているかをまとめて学校保健関係者・厚生行政担当者、現場へのアピールとする。
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■関連書
『子どもたちから地球への発信』
『学校で健康文化を創る』