書誌詳細情報
あっ咲いた!洋ランコツのコツ

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あっ咲いた!洋ランコツのコツ
この本のジャンル
解説
洋ランはここ10年根強いブームが続いている。価格も安くなり、様々な種類が出回るようになっている。種類によって原産地の環境にあった管理が必要となるが、勘所さえつかめば他の草花と比べて丈夫で、毎年咲かせ、増やす楽しみもある。
本書では、このような他の草花と違う洋ランの生態や栽培のポイントを、自生地の環境や1年間の育ち方からわかりやすく紹介する。種類も30余種取り上げ、育てる楽しみをふくらませる。
著者
■著者
岡田 文夫(おかだ ふみお)
1946年群馬県境町生まれ「岡田洋ラン」経営 日本洋蘭協同組合理事長
目次
実際編 毎年咲かせるコツのコツ
育てやすい洋ランは?
カトレア類 Cattleya
カトレアの近縁種
シンビジウム Cymbidium(Cym.)
デンドロビウム Dendrobium(Den.)
ファレノプシス(コチョウラン)類 Phalaenopsis(Phal.)
パフィオペディラム Paphiopedilum(Paph.)
オンシジウム Oncidium(Onc.)
バンダ類 Vanda(V.)
リカステ Lycaste(Lyc.)
エピデンドラム Epidendrum(Epi.)
ミルトニア Miltonia(Milt.)
オドントグロッサム類 Odontglossum(Odm.)
セロジネ Coelogyne(Coel.)
育ててみたいその他の洋ラン
アングレカム Angraecum(Angcm.)
カタセタム Catasetum(Ctsm.)
ジゴペタラムZygopetalum(Z.)
ディサ Disa(Disa)
デンドロキラム Dendorochilun
バルボフィラム Bulbophilum(Bulb.)
マキシラリア Maxillaria(Max.)
マスデバリア Masdevallia(Masd.)
ルディシア・ディスカラー(ホンコンシュスラン) Ludisia/Hemaria(Lud.)
基礎編 ここがポイント洋ラン園主のアドバイス
1 まず自生地の環境をマスターしよう
2 洋ランの生態と形態を覚えよう
3 年間の生長リズムに合わせて栽培管理
4 何でも栽培せず自分に合った品種からスタート
5 花は早めに切って今年の栽培をスタート
6 新芽かき
7 通風をよくし、できるだけ日に当てる
8 着生ランは夜間の管理が特に重要
9 洋ランは夏越しの仕方が重要
10 冬越しのポイントは温度と湿度
11 花芽をつける施肥のポイント
12 水はやるより乾かす工夫を、何より空中湿度が重要
13 鉢は素焼き鉢が最高
14 どんなコンポスト(植え込み材料)がよいか
15 植え替え・株分けのポイント
16 板付け(ヘゴ・コルクなど)で自然味を
17 フレーム・温室栽培のポイント
18 病害虫の症状と対策
解説(詳細)
■編集者より
新しい種類や品種も次々と出回っているが、洋ランの人気は定着し、多くの愛好家の関心は飾って楽しむだけでなく、いかに毎年見事に咲かせるという育て方にある。気根で育つ洋ランはほかの植物とは栽培方法が異なる。また、原産地や生息環境の違いによって、水、日照、肥料などの管理から、コンポストや鉢も異なる。本書では、人気のある30余種の洋ランの原産地の生息環境や年間の育ち方から、毎年咲かせるポイントをズバリ解説。よかれと思ってやっていたことの間違いや、環境を変えるちょっとした工夫を満載。
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■関連書
『洋ランつくりコツのコツ』
『ランの病害虫と生理障害』
読者カード
●初心者にもわかりやすくお気に入りになりました。P31のシンビの植え替え・株分け後の管理のポイントやP115のハイポネックスなどの液肥を水遣りかわりに葉の上から与えるなど参考になりました。(静岡県・K様)