書誌詳細情報
生きる力をはぐくむ保健の授業とからだの学習

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生きる力をはぐくむ保健の授業とからだの学習
この本のジャンル
解説
「雨降り保健」から生きる力を育む保健授業へ。ウンコの旅、風邪の不思議など子どもの生命観を深く揺さぶる授業実践に学び、からだ学習の新地平を示す。教材づくり、授業書の作り方と活用、養護教諭の位置付けなど。
解説(詳細)
序章 二十一世紀にむけての保健の授業像
1. 保健の授業をめぐる今日的状況と課題
2. 二十一世紀に求められる新たな「健康知」の模索
3. わが国の保健教育のあゆみと保健の授業がめざすもの
4. 保健の授業で「生きる力」「自ら学ぶ力」を育てるということ
第1章 わかることが生きる力になる授業の創出を
1. 「保健の学力」という発想と保健で「わかる」ということ
2. “観"に届き、“観"を育てる保健の指導のあり方
3. 思考をうながす「発問」こそ、授業のいのち
4. 授業における教師の指導性と生徒の学ぶ主体性の関係
第2章 保健教材の特徴と教材づくりの発想
1. 保健の教材づくりの発想
2. 教師の教材づくりの作業とそれにこめるもの
3. 「からだの学習」と保健教材の枠組み構想
4. 教材と教具づくりの考え方および子どもに書かせることの意義
第3章 宮城の仲間と取り組んできた保健の授業
1. 保健の教材づくり、授業づくりにかける私たちのねがいと発想
2. 私たちのつくってきた保健の教材群とその発想
3. 千葉保夫と加藤修二の実践から学ぶこと
第4章 「授業書による保健の授業づくり」で得たものと問題点
1. 「授業書」と「授業書による授業研究」
2. 「偏食」の授業書づくりの追試研究から見えてきたもの
3. 保健の授業書による授業の現状の問題点と課題
4. 養護教諭の保健指導と授業書的発想の功罪
第5章 養護教諭の築いてきた「からだの学習」の発想と実践
1. 「保健室はからだの教室」「保健室で育てるからだの学力」の発想
2. 養護教諭の「からだの学習」実践の広がりと教訓
3. 養護教諭の保健の授業担当と学校健康教育活性化の課題
第6章 総合的学習における健康教育と性教育のあり方
1. 「総合的学習」をどうおさえる必要があるか
2. 総合学習における健康教育と性教育のとらえ方
3. 総合学習への養護教諭のかかわり方