書誌詳細情報
増補版 自然卵養鶏法

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増補版 自然卵養鶏法
この本のジャンル
解説
自然卵養鶏家にバイブルとされている『自然卵養鶏法』の増補版。原本発行当時にはなかった、赤玉卵や特殊卵・銘柄卵(ヨード卵、ビタミンE卵 等)の増加、平飼いでも大羽数・密飼いで薬やワクチンや輸入飼料中心の養鶏など、まがい物が横行してきている中で、小羽数・平飼、地域にある材料を利用した発酵飼料中心の給与、緑餌の多給など「自然卵養鶏」の基本を再確認。消毒やワクチンの否定、有精卵か無精卵か、卵価の設定、モミガラ利用、新規就農者への呼びかけなども。
著者
中島 正(なかしま ただし)
1920(大正9)年生まれ。現在86歳。『自然卵養鶏法』『増補版自然卵養鶏法』(ともに農文協刊)の著者。岐阜県下呂市にて小羽数、平飼い養鶏を実践。他の著書に『みの虫革命』(じゅうがつ社、1986)、『都市を滅ぼせ』(舞字社、1994)もある。
目次
<1>農家養鶏のすすめ-小羽数平飼い養鶏
1.「自然卵」は復活できるか
2.「自然卵」を求める人々
3.なぜ「小羽数平飼い」か
4.将来への展望
<2>農家養鶏の基本-企業養鶏とのちがい
1.農家養鶏とは
2.自然環境における企業養鶏との相違
3.経営面における企業養鶏との相違
<3>有機栽培と農業人口論
1.鶏糞利用の有機栽培
2.私の農業人口論
<4>鶏の食性とエサ
1.鶏のエサを考える
2.自家配のすべて
3.ノコクズ発酵飼料
4.腹八分の給餌法
5.断嘴とはなにごとか
<5>平飼い用の鶏種と卵質のよしあし
1.平飼い用の鶏種
2.卵質はなにで決まるか
<6>鶏の育成法
1.低成長育成の徹底
2.低成長育成のエサ
3.初生ビナ
4.幼すう・中すう
5.中すう・大すう
6.大すう・初産鶏
<7>「自然卵」の上手な産ませ方
1.初産延期の重要性
2.「腹八分産卵」の提唱
3.点燈の必要性
4.強制換羽と鶏の若返り
<8>廃鶏の淘汰
1.飼育途中で淘汰する場合
2.上手なローテーション
<9>平飼い鶏舎のつくり方
1.鶏舎つくりの原則
2.鶏舎のつくり方
3.放し飼いとは
<10>自家用養鶏を始めよう
1.誰でも取り組める
2.自家用養鶏のやり方
<増補>
自然卵養鶏法の再確認
飼料と給与方法をめぐって
育すう、飼い方、病気、消毒
販売、経営など