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どう考える? 種苗法

タネと苗の未来のために

書誌詳細情報

どう考える? 種苗法

タネと苗の未来のために

著者 農文協

定価 990円 (税込)

ISBNコード 9784540201745

発行日 2020/12

出版 農山漁村文化協会(農文協)

判型/頁数 A5 96ページ

在庫 あり

この本のジャンル

解説

種苗法とはいったいどういう法律で、改定のねらいはどこにあるのかをわかりやすく解説する。その上で、焦点となっている品種の海外流出防止と農家の自家増殖の制限をめぐる論点を整理し、両者を分けて考えることで、農家の自家増殖の権利を守る道をさぐる。その際、社会的共通資本としての農業という視点から、品種は本質的にそれを支える共有材であり、個人や企業に属する知的財産とは異なるものであるという視点に立つ。

著者

梨木香歩(なしき・かほ)作家 
塩野米松(しおの・よねまつ)作家 
藤原辰史(ふじはら・たつし)京都大学人文科学研究所 
松延洋平(まつのぶ・ようへい)元農水省種苗課長 
大川雅央(おおかわ・まさお)国際農業開発学博士 
石綿薫(いしわた・かおる)育種家 
林重孝(はやし・しげのり)日本有機農業研究会副理事長 
伊東蔵衛(いとう・くらえ)埼玉県三芳町・農業 
西尾敏彦(にしお・としひこ)元農林水産技術会議事務局長 
石堂徹生(いしどう・てつお)フリージャーナリスト 
内田聖子(うちだ・しょうこ)アジア太平洋資料センター共同代表 
蔦谷栄一(つたや・えいいち)農的社会デザイン研究所代表 
原村政樹(はらむら・まさき)ドキュメンタリー映画監督

目次

●巻頭エッセイ
「生命」としての種 梨木香歩
岩崎政利さんと野菜の花 塩野米松
増殖力の行方 藤原辰史

●早わかり種苗法――基礎知識と論点整理
Q&A 種苗法改定 これだけは知っておきたい10のポイント
 Q1 種苗法ってどんな法律? 種子法とはちがうの?
 Q2 日本の品種の海外流出は種苗法改定となにか関係があるの?
 Q3 農家の自家増殖を制限すれば品種の海外流出は防げるの?
 Q4 そもそも「農家の自家増殖」ってなに? 「自家採種」とはちがうの?
 Q5 種苗法改定で何が変わるの?
 Q6 すべての品種でタネ採りやわき芽挿しができなくなるの?
 Q7 在来品種・固定種とF1 のちがいは?
 Q8 登録品種であればF1品種も自家増殖が禁止されるの?
 Q9 いま、ほとんどの農家はタネや苗を買っているんじゃないの?
 Q10 「農家の自家増殖原則禁止」はグローバルスタンダードなの?

生みの親に聞く 種苗法誕生秘話 元農林水産省種苗課長 松延洋平さん
「育成者の権利」に対して「農家の育種の権利」が軽視されすぎている 大川雅央

●農家、育種家に聞く
タネ採りは栽培の主役 遠ざければ作物の全体像がわからなくなる  石綿薫
有機農業にとって自家採種と種の交換はなぜ必要か 林 重孝
一種二肥三作り 種苗に果たす農家の役割を甘くみないでほしい
 埼玉県三芳町上富・伊東蔵衛さんに聞く
種子と種苗の未来のために――農家と試験研究機関、日本と海外が交流しながら育ててきた品種 西尾敏彦
総合種苗メーカーはいまどうなっている?
「サカタのタネ」を訪ねて 石堂徹生

●種は知的財産か公共財か
知的財産権偏重で持続性は守れるか 内田聖子
農業・農村が社会的共通資本であってこそ守られる種子 蔦谷栄一

コラム 映画『タネは誰のもの』に込めた想い――農家の今のありのままを伝えたい 原村政樹

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