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「月刊「現代農業」を飾ったカリスマ人物伝フェア」

第3回 橋本敬三

田舎の本屋さん:橋本敬三

近代医学の癒せぬ病を治す、代替医療、東西綜合医学の先駆。医学、医療、健康観の見直しを迫る「操体法」の創案者

 「人間は誰でも健康で幸福に一生を送れるように、チャンと設計されている。元の体はもともとわるくないのだ。直るということはもとに戻ること。生活のなかでゆがんだ体(歪体)を、うまく(気持ちよく)動かせば痛みも消え、元の健康体(正体)に戻せる」

――不定愁訴を治せない西洋医学の壁にぶつかり、民間治療師の技に学んで、簡単・素朴な健康の原理の把握から、誰にもできる健康法・治療法「操体法」を創案した在野の医師、温古堂・橋本敬三先生。

●「現代農業」連載から全国に広まった「操体法」

 35年前、昭和50年(1975年)、雑誌「現代農業」は、1月号の「生活コーナー」で、「健康を自分で守る」の連載を開始する。執筆者は橋本行生先生(元岩手県衣川村診療所長)。この連載の2回目は「腰痛は自分でなおせ」。このなかで行生先生は「仙台の橋本敬三先生御創案の操体」を自ら行ない、村人の腰痛が「手品のようにその場で治った」体験を書いている。この記事の反響は大きかったが、行生先生の都合で連載はこの2回目で休載。

 編集部では、「橋本敬三先生の操体」に注目し、行生先生からの紹介で敬三先生にバトンタッチをお願いした(4月号より執筆開始)。
 「私は各誌に書きまくったが、反応はほとんどない。49年の暮れにあきらめて書くことをやめたら、『現代農業』誌が素人向けに書けと言ってきたので、とうとう2年越しで連載することになった」
 この「素人向けの連載」が、全国波及の契機となった。「51年に入ったら地方テレビ局数社がさわぎだし、NHKまでとりあげ、大さわぎとなり」「宮城教育大学で講義までさせられることに。岩手医大でも来いという」。「大学の研究室が動いて開発してくれれば、50数年の日陰医者も、もって瞑すべしだ」。

 連載は昭和51年(1976年)12月号まで21回続いた。読者に大変好評なので、昭和51年1月号から図解コーナーで「操体法のすすめ」を並行連載開始(24回掲載)。編集部でこの連載タイトルを考えたとき、「操体」ではなく「操体法」としてよいかと、敬三先生に伺ったところ、OKとなり、初めて「操体法」の呼称が世に出ることになった。

●操体法はいかに生まれたか―その歩みと展開

 敬三先生は福島県生まれ。大正10年新潟医専卒後、東北帝大生理学教室に学ぶ。病院の外科医、全科開業の町医者を経て、第1次応召後、昭和16年、仙台に温古堂診療所開業。
 「民間治療をあさるなかで私は、痛いことをしないで、痛くない方向に動かして治す方法があることを知った。骨を動かすのだ。私にはピンときた。骨格(体の基礎構造)と疾病は関係あるな。……治療の基礎は骨格の正常化にあると思ったが、骨格はムキ出しになっているのではない。……刺激を与える場所は、皮膚を通して運動系の軟組織に与えるのである」―「操体法」の原理がこの小文にたたみこまれている。
 「元々の体はわるくない。わるくなるのは体の基礎構造のゆがみによっておきる。各人の現在の健康度は、生活の営みの成績表である。健康は自らの責任においてかちとるべきものであり、健康学こそいま最も必要なものである」

 敬三先生は、自らを「教祖・家元」とは位置づけず、各地・各分野の実践者の自由な応用を呼びかけられた。農文協からは、その意を継ぐ方々の「操体法関連本」、「映像作品」が発行されて、版を重ねている。また、先生自身が登場したNHK番組もビデオ「操体法 橋本敬三の世界…温古堂診療室から」として復刻され、先生の温かいお人柄と、治療の実際がわかる貴重な資料となっている。

はしもと けいぞう(1897〜1993)


●温古堂・橋本敬三著作・ビデオ

橋本敬三 定価:1,903円
操体法とは、体を痛くない方向に動かして筋骨格系の歪みをとることによってあらゆる病気の元を絶つ療法で、本書はその理論と実際を写真・図解入りで一般読者向けにわかりやすく説いた初めての本。1977年の発売以来65刷り25万部のロングセラーとなっている。「医者になりかけの若いときは病気を治したいの一心だったが、段々そんなことは下の下だと思うようになっていった」とは著者あとがきの弁。もともと人間の体はどう設計されて自然から授かったものなのか、そんな根源的な問いを抱きながら「体の自然の指示を読め」という境地に達した哲学ある実用の書である。(「出版ダイジェスト」05年4月21日号より) 
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誰にもわかる
橋本敬三 著 定価:1,594円
初版1986年の『操体法の医学』のワイド版で読みやすくした。筋骨格系の歪みが内臓・神経系に及び病いをもたらすことを追究し、体の歪みを直すことによって病いを治す医学を打ち立てた著者の足跡をたどった操体法創造の医学書。
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NHKエンタープライズ 編 定価:9,720円
昭和51年、NHKテレビで、「温古堂診療室」というタイトルのドキュメンタリー番組が放送されました。操体法の創始者故橋本敬三先生が、当時の温古堂診療室でおこなっている操体治療を紹介し、「気持のよい方に動けばよくなる」操体法の考え方、温古堂での日常(本人自らの足の治療の様子など)も含めて収録され、放送当時は大きな反響を呼びました。

 このたび、農文協の働きかけでNHKの映像ストックから番組のマスターテープが見つかり、この貴重な映像記録を改めてビデオ(VHS・DVD)に編集したものを、「操体法 橋本敬三の世界-温古堂診療室から」の作品名で、皆さんにお届けできることになりました。
 合わせてこの作品には、NHKラジオの橋本敬三先生出演の番組をもとに、当時の貴重な写真や、新しく発見された診療風景などの動画を組み合わせたものも「特典映像」として収録されています。
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●温古堂先生の遺志を継ぐ

橋本敬三 監修 茂貫雅嵩 編 定価:1,836円
1980年初版の「操体法の実際」をワイド版で読みやすくした。全頁図と写真を掲載して徹底的にわかりやすく解説。基本から応用まで、自分の症状に応じてどの操体をすればよいかひと目でわかる
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橋本敬三 監修 小崎順子 著 定価:1,620円
1981年初版の『ひとりで操体法』版をワイド版でよみやすくなった。操体法をひとりで手軽にやる方法と各人の症状に応じた応用例を、実践談をまじえて豊富な図解で紹介。
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金井聖徳 著 定価:1,646円
初版1987年の『腰痛を治す操体法』のワイド版で読みやすくした。急性・慢性・重症…腰痛のタイプ別に、痛みをとり、完治するまでをわかりやすく解説する。
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須永隆夫 編著 定価:1,646円
初版1989年の『リハビリに生かす操体法 入院中から在宅ケアまで』のワイド版で読みやすくした。
操体法で痛い・苦しいリハビリが面白くなり、治る力が湧いてくる。病気別・部位別リハビリ法と介護者の腰痛予防、日常生活のポイントを写真図解。
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健康双書
金井聖徳 著 定価:1,296円
仕事の種類で歪む体。肩こり、頭痛はやがて内臓障害にまで。ちょっとした注意と操体法で壮快。

※在庫切れのため、ご注文いただくことができません。

健康双書
親子でやれる心と体のバランス運動
武田忠 著 定価:1,296円
最近子供の体に目立つこり、はり、ゆがみ。家庭でできる病気になる前の発見法と治療法を解説。
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操体 食 漢方 現代医学
橋本行生 著 定価:1,851円
様々な病気や症状を食養、操体法、漢方、現代医学の4つを組み合わせて診断、治療の目安を知る
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〜いつでも・ラクに・ひとりでできる〜
北村翰男 指導・監修 定価:6,171円
◇痛いこと、ツライことをしない、してはいけないのが操体法。
腕を上げて痛いのなら、上げた腕を戻すほうへ動かすと、気持ちのいいところ=痛みの消えるところが見つかります。その気持ちよさを全身に行きわたらせると、痛みやつらさが軽くなる。そんな、とっても安全で、気持ちいい健康法です。<指導・監修は北村翰男先生(奈良操体の会・主宰)>
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●関連リンク

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2010.3.24