殻をぬいでとびたつ
2015年7月24日
毎日暑いですね、がメールの枕詞になっている今日この頃。毎日暑いですね。
突然の雷と雨で、夏らしい夕立があった午後、4階の踊り場では人だかりが。
なんだなんだ
あっ……
セミの抜け殻!じゃなくてセミが殻を脱いでる!
夕立のあと、赤坂のコンビニ前をゆっくり歩いているセミの幼虫を発見した職員が捕獲。4階につれてきたというわけです。
えーそんなのかわいそう、と一瞬思いましたが、ゆっくりゆっくり、たまに体をガクガクさせながら殻を脱いでいく様子を見て、連れてきてよかったかもと思い直しました。
こんな明るい時間(16時頃)にうかうか羽化なんかしていたら、あっという間にカラスあたりにさらわれてしまいそうです。
ガクガク ブルブル
白くて目立ちます。腹筋(?)すごーい、と女性陣の目を釘付けに。
本来なら暗くなってから土を這い出て、羽化を始めるそうですが、夕立のあとにうっかり出てきちゃうやつもいるのだそうです。
夜に羽化するのは天敵に見つかりにくいという面もありますが、夜は昼よりも適度に湿り気があるのが重要なようです。
たしかに、土から出てくるとき、それに羽をだんだん広げていくとき、湿り気があるほうがよさそう。
上半身がでたあと、このまま落下するのでは?とハラハラしたものの、ぐっとからだをまるめ、ちゃーんとじぶんが脱いだ殻に前足でつかまっていました。
羽化したばかりのときは、こんなにきれいな乳白色と緑色をしているのですね。知らなかったなあ。まるでミルクガラスでつくった置物みたい。
翌日は土曜日でしたが、「すっかり羽も伸びて、アブラゼミらしくなり、窓にとまっていましたが、窓をあけてやると、しばらくして無事に飛び立ったようです。」と、名誉顧問の和田さんが教えてくれました。
無事にパートナーと出会えているとよいのですが。(な)
おすすめ本 〜今日の一冊〜
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