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微生物農法のパラダイム

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解説
ロシアで長年微生物農法を研究してきた著者による微生物農法の解説書。微生物が圃場でどのような働きをするか、微生物をどのように増やしていくかなど、著者の実践を踏まえて紹介する。微生物による有機物の分解過程から堆肥化の実例、ミミズの利用法や育て方まで解説。
著者
全 学文(ぜん がくぶん)
1936年樺太生まれ。ソ連科学アカデミー極東支部ハバロフスク水および環境問題研究所などで、微生物を中心に研究を行う。微生物研究の第一人者として日本の各大学で講演を実施。著書や論文は300を超え、特許も多数取得。
中脇 興元(なかわき おきもと)
株式会社ジャパン・エコ・トラスト代表取締役。農畜産廃水の液肥化、有機性廃棄物の土壌改良材及び肥料化、生ごみの資源化、有機性悪臭除去装置、障害土壌の修復など、微生物を活用したローコストで行う各種環境改善技術の開発をおもに行っている。
目次
はじめに
第1章 有機農業(微生物農法)の基礎
1.微生物の存在
2.土は生きている
3.土壌微生物群の安定性と撹乱
第2章 有機物の分解と微生物
1.生物学的環境修復(バイオレメディエーション)
2.微生物資材の種類(区分)
3.拮抗微生物の特徴
4.有機物質の分解の原理
5.有機物の分解過程
6.微生物の拮抗作用と病害虫抑制
7.肥料と土壌改良材
8.堆肥原料
第3章 微生物と植物の生育生長
1.微生物および粘土腐植複合体
2.連作障害の原因と病害の抑制
3.作物生育とリン成分
4.リン酸施肥の効果を高める措置
5.土壌破壊と修復
6.化学肥料栽培と有機肥料栽培
7.根圏微生物と植物根の関係
8.水田土壌
第4章 堆肥化の実例
1.干草の堆肥化
2.モミがらの堆肥化
3.堆積物の温度分布と発熱の重要性
4.食品残渣(生ごみ)の特徴と堆肥化
第5章 ミミズの役割とワームコンポスト
1.ミミズの重要性
2.成育環境と生態
3.最適量と増殖
4.ワームコンポスト(ミミズがつくる土壌)
第6章 腐植生成における微生物の役割
1.自然林と草原-自然の営みの主役は目に見えない生体である
2.微生物介在による有機物の腐植化過程
3.地域の野生菌を活用
第7章 光合成細菌の役割と施用効果
1.光合成細菌とは
2.湖沼の富栄養化と光合成細菌の役割
3.生産現場で現れる光合成細菌の効果
4.土壌微生物と微生物資材に及ぼす光合成細菌の影響の考察
5.養豚事業と環境問題
第8章 極東アジアの環境汚染問題
1.先進国の汚染原因
2.途上国の汚染原因
3.豆満江の汚染調査の報告
4.環境保全の問題点
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