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「ポスト貿易自由化」時代の貿易ルール

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解説
貿易ルールの二重構造がもたらすもの
機能不全に陥ったかにみえるWTO,その一方でFTAなどの大規模な地域貿易協定が乱立している。グローバル・ルールとローカル・ルールという貿易ルールの二重構造は、農業と農産物貿易にどのような影響を与えるのか。日本のとるべき姿勢はどうあるべきか。貿易交渉の歴史から将来を浮き彫りにする。
目次
序章 貿易ルールの二重構造と「ローカル・ルール」形成の活発化(WTOドーハ・ラウンドの現状 地域貿易協定の動き 地域貿易協定の規定の類型)
第1章 農業協定と地域貿易協定―「貿易自由化」と差別の拡大(農業協定の貿易ルール 地域貿易協定の農業協定関連条項 まとめ)
第2章 SPS協定と地域貿易協定―制度システム設計思想の対立と規定の近似化(SPS協定の貿易ルール 地域貿易協定のSPS条項 TPP協定と日EU・EPAのSPS条項 まとめ)
第3章 TRIPS協定と地域貿易協定―制度システムの輸出競争 TRIPS協定の貿易ルール 地域貿易協定の地理的表示条項 TPP協定と日EU・EPAの地理的表示条項 まとめ)
終章 貿易ルールをめぐる現状と課題(地域貿易協定による二極構造と貿易ルールの二重構造 WTO制度と地域貿易協定の展望―何が鍵となるのか 日本はどのようにすべきだろうか)
補論1 国際連盟による多国間貿易交渉と貿易ルール形成の取り組み―歴史の教訓
補論2 ポスト「貿易自由化」時代における影響分析モデル―限界と可能性 アップデート
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