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〈農〉と共生の思想

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〈農〉と共生の思想
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解説
グローバル資本主義下での〈農〉を巡る問題は、現代社会のあり方に様々の課題を突きつけ、更には持続可能な社会の構築のための思想的問題群を提起している。本書では、初めて哲学研究者が〈農〉を巡る問題群へ挑み、共生思想を頼みに将来社会のあり様を展望する。
目次
第T部〈農〉と社会
第1章 協働労働による協同組合運動と日本農業の未来
第2章 日本の近代化と〈農〉の思想-共生持続社会へ向けて
第3章 環境保全型福祉国家と〈農〉の基礎経験-グルントヴィ哲学の射程
第4章 21世紀エネルギー転換と都市・農村問題-オートポイエーシス・システムとしての資本主義批判-
第5章 社会システムとエコシステムの媒介点としての〈農〉―『社会―生態システム』の視点から―
第6章 グローバル資本主義と「農」の復権-「周辺=辺境」部原蓄過程の東南アジア型とサブサハラ・アフリカ型-
第U部〈農〉と人間
第7章 当事者主権活動としての農業
第8章 「人間の自然さ」と〈農〉-近代が喪失せり農業労働の意味-
第9章 「人間形成の危機」における〈農〉的自然体験の意義-"教育における経験"概念の理論的検討から-
第10章 食農体験学習から「農と共生の教育共同体」の創造へ-韓国・プルム実践を支える〈農〉と共生の教育思想にふれつつ-
第11章 「杜」と向きあい「森」と共にいきる-科学と文化のまじわりから-
第12章 〈農〉的共同体と共生型の市民像-近代民主主義と〈キョウ民〉の思想-
終 章 日本社会における〈農〉の復権の根本的意義と緊急性-現代の"人間の危機"克服と共同性回復の視点から-
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