書誌詳細情報
戦争と弾圧
三・一五事件と特高課長・纐纈弥三の軌跡

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戦争と弾圧
三・一五事件と特高課長・纐纈弥三の軌跡
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解説
戦前期の戦争の時代に天皇中心の国体思想に迎合しない人々を徹底的に弾圧し、その人権や生命すら奪った戦前期の権力者たち。その彼らが時を経て生き残り、再び戦後日本で新たな国体思想を普及すべく、紀元節復活を目的とする「建国記念の日」を目指す。その旗振り役を担った特高課長・纐纈弥三を通して、戦前戦後を通観する、迫真の書き下ろし。
目次
はじめに 戦争と弾圧は表裏一体ではないか
1 出生地と自分史を語る―国体思想の淵源
2 日本共産党弾圧を指揮する―三・一五事件の真相
3 戦争を内側から支える―官僚の戦争責任
4 紀元節復活に奔走する―新たな戦前の開始
おわりに 平和と民主主義を実現していくために