書誌詳細情報
食・農・環境とSDGs

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食・農・環境とSDGs
この本のジャンル
- 農文協 公開書誌 >> 教養書 >> 地域・環境・エコロジー
解説
現代は、国際分業と競争が、地域性と自然の循環を切断して大地との離反を促進していくのに対し、地球環境問題の深刻化をくい止めるエコロジー運動の展開、地域コミュニティ・地域循環(調和)型社会の形成の動きが、二極対抗的に展開している。グローバル化とローカル化の相克と相互革新という視点から、SDGsを実現する新しいパラダイムを示す。
著者
1950年東京生まれ。1974年大阪大学理学部生物学科卒業。京都大学大学院農学研究科博士課程(農林経済)研究指導認定、農学博士。目白学園女子短期大学助教授などを経て、1995年より國學院大學経済学部教授。専門は環境社会経済学、農業経済学、総合人間学、持続可能社会論。
目次
はじめに――本書のねらい
第T部 持続可能性・SDGsはどのように世界展開したか
[1] 持続可能な開発目標(SDGs)の登場と世界動向
[2]SDGsにおける環境分野の進展と大きな壁
[ 3 ] 気候変動とグローバル・リスク世界
[4] 脱成長・持続可能な地域社会の展望
第U部 自然共生とエコロジー社会の展望――食・農・環境からの社会変革
[1] 技術革新がもたらす近未来の世界――バイオ経済と生命操作、食・農・環境への影響
[2] 進展するグローバル世界 ―3つのパラダイムとフード・レジーム
[3]グローバリゼーションと有機農業の展開 ――つながり合う欧・米・日本の歴史的変遷
[4]世界の縮図・日本から世界を展望する―食生活・農業の変遷からみる「グ・ローカル」ビジョン―
[5] 食文化と農の尊厳性――グ・ローカルな安全保障と地域の自立性
[6] エコロジーと農業がむすぶ潮流――アグロエコロジーと農業・農村
[7] 持続可能なエネルギーの実現をめざす地域と市民自治社会
第V部 ビジョン形成と経済社会システムの変革
[1] 人口減少・脱成長社会をどう生きるか――みんな幸せな社会を実現するために
[2] 社会変革をめざす事業体のグ・ローカルな展開
[3]持続可能な日本と地域社会ビジョン――FEC自給ネットワークと地域循環共生圏
[4] 資本主義のゆくえと環境・持続可能な社会――社会経済システムの変革と「公」「共」「私」の再編
終章 自然界における人間の未来―人新世(アントロポセン)、SDGsを実現する世界
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