書誌詳細情報
vesta 110号(2018春号)

書誌詳細情報
vesta 110号(2018春号)
この本のジャンル
目次
<特集>
はじめに/中村 順行
巻 頭 ・インタビュー これからの日本茶
ゲスト/ステファン・ダントン(インタビュア中村 順行)
・お茶の種類
・これからの日本茶を考える
―日本でしかつくれないお茶とは?/オスカル・ブレケル
第T部 日本茶の魅力―その気づきと発信
1 庶民の茶にもトレンドあり/中村 羊一郎
2 八〇〇年の歴史からみる抹茶の魅力/萩原 英子
3 お茶料理と茶育/コ永 睦子
―静岡県教育委員会の取組/浜村 幸美
第U部 消費志向と日本茶生産
1 多様化に対応し始めた生産現場 /中村 順行
2 進化する簡便性緑茶/笹目 正巳
第V部 世界に広がる日本茶
1 茶生産国に馴染む日本茶 ―台湾に広がる抹茶ワールド/木 知芙美
/スチュワード麻子
2 ニューヨーク三者三様 ―るつぼのなかで日本茶を飲む/太田 心平
第W部 まとめ 新しい日本茶の世界 /中村 順行
<連載>
すべての道は「食」に通ずる -イタリア-/宇田川 妙子
(第5回) 地中海料理の過去・現在・未来
嗜好品の文化論/田 公理
(第4回)諸民族文化のなかの嗜好品@
“食べる"を予測する/岩村 暢子
(第3回)「白いご飯が苦手」になる日本人
大食軒酩酊の食文化/石毛 直道
(第40回)ヨーグルトと酒
文献紹介 庭乃 桃著 『おいしく世界史』/東四柳 祥子
解説(詳細)
特集アドバイザー/中村 順行(静岡県立大学特任教授、 同大学 茶学総合研究センター・センター長)
本誌No.51(2003)で特集された「岐路に立つ日本のお茶」から15年が過ぎた。 その後、消費者の嗜好の多様化はより一層進展し、急須で淹れるお茶離れは進み、ペットボトルは定着し、簡便化商品が急増している。また、海外では日本茶に高い関心が示され、日本茶の文化を担ってきた抹茶は、本来の茶の湯のみならず各種飲食材などへの他用途利用も進み、今後さらに需要の増加も期待されている。