書誌詳細情報
だれにもできる 土の物理性診断と改良

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だれにもできる 土の物理性診断と改良
この本のジャンル
解説
収量アップは土の物理性改善が肝。スコップ2掘りで、だれでも土の状態を診断できる。診断結果のフローチャートで土層改良に必要な対策も早わかり。豊富な写真と実例で、土の見方と改良法をやさしく解説した決定版。
著者
■安西 徹郎(あんざい・てつを)
1948年、千葉県生まれ。北海道大学大学院農学研究科修士課程修了。博士(農学)。元千葉県農林総合研究センター次長。前JA全農 営農・技術センター主席技術主管、前日本土壌肥料学会副会長。2003年、日本土壌肥料学会賞受賞。2006年、農業技術功労者表彰。共著に『だれにもできる 土壌診断の読み方と肥料計算』『よくわかる 土と肥料のハンドブック 土壌改良編』『新版 土壌肥料用語事典 第2版』『土壌診断の方法と活用』(以上、農文協)、『土壌学概論』(朝倉書店)など。
目次
はじめに
この本で使われている専門用語
T いま、生産現場の土は?
1 作土が浅くなっている
2 土が硬くなっている
3 水はけが悪くなっている
4 深耕によって下層の土が露出している
5 病害が多発している
6 土を知ろうとする人が増えている
U まず見るべきは土の物理性
1 発見! 耕盤プレート
2 一目瞭然! 白ペンキ液で根跡や亀裂を知る
3 物理性改良こそキーポイント――ハウスインゲンを例に
V これならできる! 土の見方・基礎編
1 地面の上から先の尖った棒を刺して入らなくなる深さを調べる
2 圃場に未熟な物質が残っていないか、土のにおいをチェックする
3 スコップで作土の下まで穴を掘り、根がどこまで張っているかをみる
4 指を土の断面に押し当てて土の硬さをみる
5 断面から土塊を削り取って乾湿の程度をみる
6 土の養分分析をする必要があれば、採土する
W 名人になる! 土の見方・上級編
1 土の状態を見る前に
2 穴を掘って土の中を見る
3 収量アップにつながる土の見かた
4 穴掘りなしで土の状態を知る
X 土の物理性改良に、この機械・資材
1 土の物理性改良に用いる農業機械の種類と特長
2 土の物理性改良に用いる資材の種類と特長
Y 現地事例に学ぶ 土を見るポイント
1 基盤整備を行なった圃場
2 耕盤ができている圃場
3 水田転換が行なわれた圃場
4不耕起栽培を導入した圃場(現地試験例)
うね連続栽培でイチゴの収量が大幅アップ(熊本県、2010)
【ちょっと深堀り(コラム)】
1 空気の「ある・なし」で根張りはこんなに違う
2 「透水性」と「排水性」
3 耕うんのやり過ぎで水はけの悪い圃場をつくっていた?
4 圃場の排水性を改善する
5 農地にみられる主な土の特徴
6 根張りの量を判断するめやす
7 耕し方で根張りがこんなに違う!
8 「仮比重」は土づくり肥料などの施用量を計算するのに必要
9 特別な道具なしで、土・水・空気の割合を知る
10 既存の土壌図を上手に利用する
11 樹園地の深耕の方法
付録1 営農状況・土の断面の確認事項
付録2 収量アップにつながる土の診断項目
■この本に出てきた機械・器具の問合せ先
■参考文献
■執筆者、編集責任者、資料・写真提供者
解説(詳細)
■YOUTUBEでサンプル動画をご覧いただけます。
【関連書籍】
「だれにもできる 土壌診断の読み方と肥料計算」
「よくわかる 土と肥料のハンドブック 土壌改良編」
「よくわかる 土と肥料のハンドブック 肥料・施肥編」
「緑肥作物 とことん活用読本」
「新版 土壌肥料用語事典 第2版」
「新版 図解 土壌の基礎知識」
「土は土である」