書誌詳細情報
ウンカ 防除ハンドブック

書誌詳細情報
ウンカ 防除ハンドブック
この本のジャンル
解説
江戸時代からイネの大害虫として恐れられてきたウンカ。海外から飛来することが分かったのはわずか50年前。それまでは、国内の温泉地などで越冬しているに違いないと、調査研究がすすめられたこともある。そんな海外飛来害虫のウンカに対して、特効薬であった農薬が効かなくなってきたからさあ大変! まして、ウンカに弱い超多収飼料米品種や高温登熟耐性品種も増えているからことは重大だ。
ウンカの被害をどう防ぐか? 変貌するウンカの最新生態から農薬選び、散布方法、農薬に頼らない方法まで解説し、今後を展望する。
著者
松村正哉(まつむらまさや/1961年静岡県生まれ。/岡山大学大学院。博士(農学)/1986年から農水省北陸農試、1997年から同九州農試(現・農研機構九州沖縄農業研究センター)に勤務。虫害グループ長/イネウンカを中心とした移動性害虫の発生予察と害虫管理技術の開発研究。一般社団法人日本応用動物昆虫学会代表理事(副会長)、九州病害虫研究会編集委員長を務める。
著書に『昆虫生態学』(共著、朝倉書店、2014)、『天敵活用大事典』(分担執筆、農文協、2016)、『地球温暖化と南方性害虫』(分担執筆、北隆館、2011)、『飛ぶ昆虫、飛ばない昆虫の謎』(分担執筆、東海大学出版会、2004)など。
目次
口絵
第1章 ウンカ 再びイネの大害虫に ――ウンカ防除の落とし穴
第2章 知らないと防げない 今どきのウンカの生態 ――研究の最前線から
第3章 これでいける ウンカ防除 ――生態を知った上での防除対策
終章 ウンカ防除の未来予想図
解説(詳細)
【関連書籍】
「減農薬のための 田の虫図鑑」
「天敵活用大事典」
「農薬・防除便覧」