書誌詳細情報
アラヤシキの住人たち

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アラヤシキの住人たち
この本のジャンル
解説
自由学園の教師をしていた宮嶋眞一郎と、その家族や仲間たちが、今の社会に肉体的・精神的な生きづらさを抱える人や、そうでない人たちとともに働き、ともに学ぼうという精神で活動してきた〈共働学舎〉。その原点である長野県小谷村の山の中にある真木集落では、いまも「自労自活」の暮らしをつづけている。畑を耕し、家畜を飼い、カヤで屋根をふき、土壁を塗り、食べものをつくる。ちがうからこそ、ともに生きあえる。いまの日本が置き忘れた〈人の暮らし〉が、ここにある。
著者
本橋成一(もとはし せいいち)
1940年東京生まれ。写真家、映画監督。九州・北海道の炭鉱の人々を撮った作品『炭鉱〈ヤマ〉』で1968年第5回太陽賞受賞。以後、サーカス、上野駅、築地魚河岸、大衆芸能など、市井の人々の生きざまに惹かれ写真を撮り続ける。映画監督作品にチェルノブイリ原発事故の被災地で暮らす人々を撮影した『ナージャの村』『アレクセイと泉』など。プロデュースを手掛けた映画作品として『水になった村』(監督 大西暢夫)、『祝の島』『ある精肉店のはなし』(監督 纐纈(はなぶさ)あや)。著書は『うちは精肉店』(農文協、産経児童出版文化賞JR賞、けんぶち絵本の里大賞びばからす賞、児童福祉文化賞推薦作品)、写真集『ナージャの村』(平凡社、第17回土門拳賞受賞)、『屠場』(平凡社)ほか多数。