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内山節著作集15 増補 共同体の基礎理論

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内山節著作集15 増補 共同体の基礎理論
この本のジャンル
著者
うちやま・たかし 1950年、東京生まれ。哲学者。『労働過程論ノート』(1976年、田畑書店)で哲学・評論界に登場。1970年代から東京と群馬県上野村を往復して暮らす。趣味の釣りをとおして、川、山と村、そこでの労働のあり方についての論考を展開、『山里の釣りから』(1980年、日本経済評論社)に平明な文体で結実する。そこでの自然哲学や時間論、森と人間の営みの考察が『自然と人間の哲学』(1988年、岩波書店)『時間についての十二章』(1993年、同)『森にかよう道』(1994年、新潮社)などで展開された。NPO法人・森づくりフォーラム代表理事。『かがり火』編集長。「東北農家の会」「九州農家の会」などで講師を務める。
目次
著者解題 結び合う世界を求め続けて
*
共同体の基礎理論
まえがき
第1章 現代社会と共同体
第2章 日本の伝統的な共同体を読み解く
第3章 共同体のかたち
第4章 日本の自然信仰と共同体
第5章 都市型共同体の記憶
第6章 共同体と近代国家
終 章 共同体の基礎理論に向けて
あとがき
補 章 共同体と経済の関係をめぐって
*
市民社会と共同体
社会デザインの思想「個の知性によるデザイン」から「関係によるデザイン」へ
*
参考文献
初出および底本
年譜
解説(詳細)
「封建遺制」とみられた共同体が、「むらの精神」に寄り添うことで、自然と人間の基層から未来を切り拓く可能性として鮮やかに浮かび上がる[初版農文協2010年]。新たに1章を加える。ほかに「市民社会と共同体」を収録。年譜・著作一覧付き。
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★12/16発売予定です。出来次第の発送になります。