書誌詳細情報
農家が教える 微生物パワーとことん活用読本

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農家が教える 微生物パワーとことん活用読本
この本のジャンル
解説
未利用資源の活用および資源循環の要として、微生物資材やボカシ肥など微生物を利用した農家の技に注目。本書では、自らつくれる微生物資材とその使い方、また高価な市販資材の実力比較と使う場合の上手な生かし方など、農家の工夫と知恵、それに最新の科学的知見を加えて集大成。えひめAIや納豆ボカシ、今話題のエンドファイト、菌根菌活用など納め、プロから家庭菜園愛好家まで読める。
著者
小久保恭洋ほか農家60余名、藤原俊六郎、臼木一英、石井孝昭、成澤才ひこ、木嶋利男、草刈眞一、百町満朗、小林紀彦ほか研究者。
目次
<カラー口絵>
米ぬか散布で病気と害虫を防ぐ
納豆で花の病気を抑える
えひめAIで減農薬
乳酸発酵液で作物が元気
米ぬか、野菜くずを表面施用したら・・・
土着菌堆肥で土が変わってきた
土ごと発酵で連続うね利用栽培
もみ殻堆肥で「高糖度」のキュウリ
納豆堆肥
●PART1 納豆菌、乳酸菌、酵母で作物が元気になる
納豆でキクの白さび病を封じ込めた
農薬で止まらなかった斑点病が納豆で止まった
納豆液でブドウを無農薬栽培
納豆ボカシでバラ根頭がんしゅ病にサヨナラ
納豆でリンゴの腐らん病が治癒
納豆多めのえひめAIで、アスパラの灰色かび病に手ごたえ
炭や納豆菌は微生物をふやす
えひめAI 葉面散布とかん注で無農薬トマト
えひめAIの発酵力で土作り
わが家の「納豆&えひめAIで減農薬」レポート
えひめAIを24時間で作る方法
えひめAI Q&A
わが家の乳酸菌利用 身近な材料、ひろがる使い方
廃乳をヨーグルトにして散布 果実の味がよくなる、病害虫に強くなる
●PART2 自然界の微生物の発酵力を活かす
自家製発酵液 ブドウが大粒で甘くなる
天恵緑汁 ヨモギ新芽の発酵液
自家製発酵液で35キロのジャンボ大根
米ぬか乳汁発酵液と枯草菌液を散布 灰カビ、アオムシ、種もみ消毒に効果
米のとぎ汁で集めた乳酸菌でネギの病気10分の1
米ぬか施用でキュウリ45年連作、土壌消毒なし
未熟牛糞堆肥で土ごと発酵 緩衝力のある土になってきた
米ぬか土ごと発酵と省耕起でジャガイモのそうか病激減
「米ぬか土ごと発酵でコンニャクが腐った」のはなぜか?
茶 米ぬか表面施用と不耕起で高品質
高密度バチルス菌で「病気が減る堆肥」
土着菌堆肥で土作りが楽しい
炭、木酢、廃菌床、落ち葉、米ぬか、カニガラ 長雨でもレタスが腐らない堆肥
堆肥の表層施用で土を作る
堆肥の作り方、使い方
省耕起にすると根粒菌や菌根菌がふえる
カンキツジュースかすなどに含まれる菌根菌生長促進物質の活用
エンドファイトとは何か
有用土壌微生物の増殖法
●PART3 微生物資材を上手に使う
土壌病害多発の畑に「土こうじ」
バチルス菌たっぷりの牛尿でセンチュウ害が止まった
魚エキス+リン酸をバチルス菌で発酵液肥に
針葉樹の乳酸発酵液でアブラムシ、うどんこ病が減った
続々と開発される微生物農薬
きのこ菌と酵母のボカシ肥料で土壌消毒がやめられた
ビール酵母で植物が病気に強くなる
植物生育促進菌類(PGPF)がもたらす抵抗性誘導のしくみ
微生物資材の効果と利用
拮抗微生物の効果安定化技術
<参考資料>主な微生物資材の内容と効果試験結果
あっちの話 こっちの話
★『現代農業別冊 微生物パワー』の書籍版です。
解説(詳細)
■関連書籍
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「農家が教える光合成細菌とことん活用読本」
「身近な素材でつくる ボカシ肥・発酵肥料」
「米ぬかとことん活用読本」
「土壌微生物の基礎知識」
「エンドファイトの働きと使い方」
読者カード
「市街地にすんでいますので、農業はできませんが緑化をこころがけ。土を安全にと考えております。発酵パワー、成功例だけでなく失敗例、農業の方・研究職のかたなどの記事もあってとても参考になります。」(北海道・80歳)