書誌詳細情報
vesta 91号(2013年夏号) ★お取り寄せ

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この本のジャンル
著者
【編者】前川健一
1952年生まれ 東京都市出身
日常のさまざまなことに興味を持ち、食文化、芸能、旅行、乗り物、建築などを研究する。
目次
特集:1962年の食
年表でたどる食事情
データで見る食事情
T 日本人と米 原田信男
1960年代の食―農村 編集部
U 家庭の食事情
1高度成長期の料理メディア史 大岡響子
21960年代からの台所革命―実用性から美観へ 真島麗子
V 1960年代の学校給食と食生活 江原絢子
W あの頃の、東京の外国料理店 前川健一
X 1960年代のフードシステム 中嶋康博
1962年の買い物事情 前川健一
Y 都会の食、地方の食
1 その頃 私は―みちのく仙台の食― 木村比呂美
2 1960年代の東京の食と異文化体験 茂木美智子
3 1960年代のある料理学校のメニュー 奥村彪生
4 1960年代の沖縄の食 尚弘子
Z 食の記者はあのころ、何を気にしていたか 村上紀子
[ 「1962年」という、食文化の補助線 前川健一
ほか連載記事
解説(詳細)
[巻頭言より]
前川健一
食文化の資料を読んでいて、コメの消費量は1962年にピークに達し、以後下落し続けることを知ったとき、その当時の食事情の全体像が知りたくなった。石原裕次郎が銀座をカッポしていた頃(「銀座の恋の物語」1962年)、あるいは高級スポーツカーで未舗装のほこりだらけの道を九州まで走っている頃(「憎いあンちくしょう」同じく1962年)、日本人はどのような食生活をしていたのだろうか。
私は1952年生まれだから、62年の記憶はある。しかし、たとえその当時すでに大人であっても、自分の家庭と近所の食生活の記憶しかないだろう。だから、ごく一部ではあれ、さまざまな地域に住むさまざまな人の、やっとコメが満足に食えるようになった時代の食生活をちょっと覗いてみたくなった。
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