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日本人は災害からどう復興したか

江戸時代の災害記録に見る「村の力」

書誌詳細情報

日本人は災害からどう復興したか

江戸時代の災害記録に見る「村の力」

著者 渡辺尚志

定価 2,160円 (税込)

ISBNコード 9784540121395

発行日 2013/02

出版 農山漁村文化協会(農文協)

判型/頁数 四六 244ページ

在庫 あり

この本のジャンル

解説

本書では、江戸時代の災害そのものを追体験しつつ、そこからみえてくる江戸時代像についても述べました。その際の方法として、当時の百姓たちが著した災害記録を軸に据えたのです。同じ災害でも、被害の程度や災害の受け止め方は、人によって千差万別です。ある個人の被災の記憶は、ほかの人のそれとは代替不可能なものです。そこで、本書では、そのような個人の体験を大事にすることにしました。個人の体験を中心に据えることで、リアルな叙述となるよう努めました。それは、江戸時代の村人たちの声を現代に伝え未来に生かす仕事です。

著者

渡辺尚志(わたなべ たかし)
1957年、東京都に生まれる。1988年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授。

目次

はじめに
●第1章 津波―「高崎浦地震津波記録」を読む
元禄の大地震で津波が襲う
夜中におきた大地震
「大地震のあとには必ず津波が来る」
山のように打ち寄せる津波
大災害と「世直し」

●第2章 洪水―「大水記」を読む
江戸で学んだ名主・奥貫友山
享保十二年の洪水-父の行動を間近に見る
享保十三年の洪水-継承されない古人の知恵
寛保二年の大洪水-関東平野から信濃にわたる大災害
久下戸村の被害と復興
藩に代わって救済活動を始める
友山の救済活動の全貌は?
食糧代金の貸し付け
雑穀類の無償支給
救助物資の総額は?
師の忠告「施す側の尊大さに気を遣え」
奇特な百姓はほかにもいた
仁政の下でなぜ困窮が生じるのか
貪欲な民衆、不十分な救済
必要な者に届く救済の古法
友山の救済活動は分不相応?
ねたみを買った友山
それでも善行は行う
地域の記憶に残った友山の事積


●第3章 飢饉―三大飢饉の記録を読む
1.享保の飢饉
「享保十七壬子大変記」が記すウンカの大被害
救済に尽力した福岡藩や幕府
質屋と百姓の利害対立
奉公人と雇い主の利害対立
労働力市場での力関係の逆転

2.天明の飢饉
人災でもあった天明の飢饉
極限状況下の人間
盗みに対する村の刑罰
後世への警鐘としての「年代記」
「もっとも大切なのは食糧である」
自治と民主主義を成熟させていった備荒貯蓄のとりくみ

3.天保の飢饉
商品・貨幣経済の浸透した「凶年違作日記・附録」の世界
「人間にとっての最大の災難は飢饉」
天保四年の飢饉-高騰する米・雑穀
凶作の予知を目指す
災害を想定して生活を送る
「百姓は国の元」
天保六〜八年の飢饉-大塩の乱を引きおこす
小作料の減免をめぐる攻防
救済策をめぐる藩と村とのせめぎ合い
「凶作の年は必ずやって来る」

●第4章 噴火―「浅間大変覚書」を中心に
1.各地の被害
天明三年の浅間山噴火-社会の矛盾が鋭く表面化した時代
上野国高崎周辺の様子-降り続く灰や砂
信濃国軽井沢宿の様子-大石が燃えながら飛ぶ
江戸の様子-江戸川を流れる人・牛馬の死骸

2.「浅間大変覚書」を読む
押し寄せる泥流と飛び交う虚説
干俣村の小兵衛、苗字帯刀御免になる
大噴火と大飢饉の複合災害
飢饉は人びとの強欲心が原因
幕府内の政権交代を招いた大噴火

3.復興に努める鎌原村
壊滅した鎌原村の被害
黒岩長左衛門らの復興努力
新たな家族の創出
残る荒れ地の再開発計画
けわしい復興への道のり
家まかせでなく村全体で進めた江戸時代の災害復興

●第5章 地震―「弘化大地震見聞記」「善光寺地震大変録」を読む
1.大久保菫斎の体験
弘化四年の善光寺地震-火災・山崩れ・地滑り・洪水などの複合災害
「弘化大地震見聞記」に見る地震の発生
洪水を恐れて親類縁者のつながりで避難
天然ダムを実見してひと安心
酒宴を襲った天然ダムの決壊
乞食になるか、それも諦めるか
恐怖の一夜が明けて
ふるさとの死者を弔う

2.中条唯七郎の体験
押し寄せる避難民に困惑する
天地開闢以来の変災
時ならぬ年越しと当たらない占い
実見と人伝えで総合的に情報収集
天が人々の考えを一変させた
助かった人、助からなかった人
地震、火災に続く地獄の水責め
明暗を分けた災害後の村むら
頻繁な人足動員に困る百姓
地震後も参詣者で賑わう善光寺
藩への献上と褒賞

●おわりに
災害は天災である人災でもある
江戸時代には百姓たちが災害を記録した
村の共同性が復興を支えた
村の共同性は、矛盾と葛藤のなかで維持された
領主の責務、百姓の役割
災害を契機に思索をめぐらす
災害を経ることで世の中があらたまる

解説(詳細)

■関連書籍
「日本農書全集(第II期) 66 災害と復興1」
「日本農書全集(第II期)67 災害と復興2」
「写真ルポルタージュ 3.11」
「復興への一年」

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