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DVD 知ってますか? TPPの大まちがい ★在庫僅少

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DVD 知ってますか? TPPの大まちがい ★在庫僅少
この本のジャンル
- 農文協 公開書誌 >> ビデオ(DVD・VHS) >> ●農政・経済・TPP
解説
「TPPのバスに乗れば日本の景気はよくなるさ」「農業は甘え過ぎでは?」「いいえ、それは間違いです!」
―人形劇のボケに鈴木先生が鋭くツッコミを入れる! 医療、食の安全、地域経済など国民一人一人の暮らしにかかわる問題や農業問題にふれながらTPP推進論の間違いを指摘。全国各地の現場にわきあがる異論、反論の声も収録。反対運動を盛り上げ、輪を広げるための学習会等に最適な映像作品です。
著者
■ナビゲーター(解説)
東京大学大学院 教授 鈴木宣弘さん
―まともな議論をさせないで、国の方向性を決める。これは国を売り渡しているようなもの。これで誰が利益を得るんですか。ガタガタの焼け野原のような状態でアメリカと日本の企業だけが儲かるかもしれない。そんなものを進めるために国民をだまして、政権は何が利益になるんですか?
目次
■DVDの構成
プロローグ TPPをめぐる徹底した情報隠し 5分
第1部 TPPで暮らしが危ない 10分
―「TPPで困るのは農家だけさ」「いいえそれは間違いです!」
関税撤廃だけではない。規制緩和で脅かされる医療、食の安全など。
ISDとアメリカの組み合わせは最悪
第2部 TPPで農業が危ない 15分
―「補助金漬けの農業を、この際強い農業に」「それは間違いです!」
先進国最低の自給率。関税撤廃の影響は農家だけでなく地域経済
全体に。さらには国境の離島が担う国家安全保障も危うくなる。
第3部 大まちがい 「TPPで経済成長」 5分
―「日本は輸出を増やして経済成長するしかない」「それは間違いです!」
近年輸出は伸びているが、一人あたりの給与はむしろ減っている。
中国、韓国抜きのTPPで経済成長はできない。農業者対輸出企業の
戦いではない。一人ひとりの国民の命にかかわる問題
解説(詳細)
「TPPのバスに乗れば日本の景気はよくなるさ」
「農業は甘え過ぎでは?」
「いいえ、それは間違いです!」
―人形劇のボケに鈴木先生が鋭くツッコミを入れる!
医療、食の安全、地域経済など国民全般の暮らしにかかわる問題や農業問題にふれながらTPP推進論の大間違いを指摘。全国各地の現場にわきあがる異論、反論の声も収録。反対運動を盛り上げ、輪を広げるための学習会等に最適な映像作品です。
■ちら見はこちら
■全国各地から―異論、反論、怒りの声が続々!
佐久市の主婦
―「開国」という言葉に高揚させられ、騙されてはいけない。国会議員ですらTPPをよくわかっていないのだから。
長野県中川村 リンゴ農家 栗山和子さん(全村挙げてのTPP反対デモに参加)
―前原前大臣の言った言葉にホント私怒っちゃって。あんなのは侮辱。「農業なんてもうどうだっていい」っていうふうに聞こる。
長野県中川村 リンゴ農家 片桐正勝さん(全村挙げてのTPP反対デモに参加)
―生糸の自由化で養蚕がダメになり、木材の自由化で山が荒れた。コメまで自由化したら田んぼは荒れ果ててしまう。
中川村建設業協会 理事 宮下進吾さん(全村挙げてのTPP反対デモに参加)
―建設業は地域に根をおろした産業。責任を持って仕事をしたい。労働力、資材、何でも安ければいいというものではない。
中川村商工会 会長 桃沢傳さん(全村挙げてのTPP反対デモに参加)
―中小零細企業の集まりだから地域と一体。「工業は工業、商業は商業、農業は農業」じゃない。われわれに対する説明をもっとしてもらってからでないと賛成できない。
長野県中川村 村長 曽我逸郎さん(地域社会を守る立場から)
―全村を挙げての反対デモが実現できた。地方ならではの良さを受け継ぎ、後世に引き継ごうと頑張っている最中なのにTPPは頭からガシャンとつぶしてしまう。農家以外の方もそれを理解し、行動してくれた。
佐久総合病院 院長 伊澤敏さん(地域医療をリードする視点から)
―富めるものはますます富み、弱い者はますます弱くなっていく。そんなアメリカの新自由主義的な考え方にわれわれは与みするわけにいかない。
佐久総合病院 地域ケア科医長 北澤彰浩さん(地域医療の現場から)
―アメリカのオバマ、クリントンも日本の国民皆保険は世界に誇るべきもので、それを見習おうと以前はしていたのに、日本はそれに逆行するようなことになりかねない。
生活クラブ生協・東京 理事長 吉田由美子さん(消費者の立場から)
―TPPを進めようと言ってる人たちの説明はちょっと違う。結局、一番アジアの中で負けてはいけないという中国や韓国が入ってない。要はアメリカと日本だけでしょう?
生活クラブ生協・神奈川 理事長 荻原妙子さん(消費者の立場から)
―そもそも自分の胃袋を他の国の人たちに支配されるようなことでは困る。TPPは人間が人間らしく生きられる経済ではない経済を追いかけてるのでは?
食政策センター ビジョン21 代表安田節子さん(食の安全の専門家として)
―この国の主人公は私たち国民。何をつくり、何を輸入し、それを決めるのは全部国民なんです。よその国から押し付けられるものではない。このままだと正に植民地になってしまう。
新潟県上越市 稲作農家 天明伸浩さん
―日本の人に食べてもらいたいとおコメをつくっている。お金持ちだけ、それも海外のお金持ちだけに食べてもらいたいとは思ってない。
新潟県上越市 稲作農家 峯村正文さん(イネ30ha+モチ加工)
―本当に怒り狂っている! バカにしてるんじゃないか! 大臣、あなたは本当に日本の安全保障とか国とか、本気で考えたことがあるのか?
新潟県上越市 稲作農家 平澤栄一さん(イネ30ha)
―田んぼがあって、兼業して、あと畑さえあれば一家が食いつないでいけるという素晴らしい土台が日本にはある。その土台が切り刻まれつつあるとことを私は危惧している。
北海道女性農業者ネット「きたひとネット」代表 高村洋子さん(軽種馬と直売野菜)
―農業がどんなに大事なものか一番知っているのは女性。だから私たち女性は道議会にTPP反対の要望書を提出した。国民の力で流れを変えたい。変えられると思う。このままでは絶対通ってしまう。
北海道小清水町 畑作農家・北海道農協青年部協議会会長 今井貴祐さん
―経営規模が大きくなって、周り全部が僕の畑になったとしても1週間他の人が仕事しているのを見ない、となればただ寂しいだけ。それが「強い農業」なのか? そんなTPPには反対するしかない。
北海道小清水町 酪農家 中山斉さん
―農業大国とは置かれている条件がまったく違う。同じ土俵に乗せられるというのは丸腰で武器を持った人たちと戦えというのと同じこと。それを知ったうえでなおTPP参加を推進するというなら、全く理解できない。
北海道小清水町 町おこしグループ代表・飲食店経営 中村俊之さん
―関税撤廃で安く食材を仕入れることができても、それを消費してくれるお客さんが減ったら意味がない。小さな町で農業が崩壊すると、われわれにも影響の連鎖が及ぶ。
北海道帯広市 建築家 小野寺一彦さん
―山がイカレてくるとどうなる? 川がイカれて、海がイカれて全部連鎖。オレたちは1次産業の地にいるんだから、これがなくなったら生きていく基盤自体を失ってしまうことになる。
北海道様似町 漁師・町議会議員 菊地修二さん
―政府や政治家には、最も生活に困窮するものの立場に立ってものを考えてもらいたい。TPPで自分たちの生活が不安になれば、こんな厳しい寒さの地には居られなくなる!
沖縄県竹富町 サトウキビ農家 佐事清祥さん
―この島でサトウキビ以外につくれるものはほとんどない。島の農業と暮らしをつぶしてしまうTPPには絶対反対だ。
沖縄県竹富町 波照間製糖株式会社 工場長 金武清也さん
―島の7割の人がサトウキビ生産と製糖業に関わっている。このサトウキビがつくれなくなったら島から人がいなくなってしまう。
…いったい誰のためのTPPなのか?
TPPは農業だけの問題ではなく、この国のカタチを問う大問題!
▲JA上伊那の本所に掲示された「絵手紙」。
農家の女性たちの故郷を守る思いと、TPPの抱える問題点がユーモアをまじえて表現されている。
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