書誌詳細情報
奇跡のむらの物語

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奇跡のむらの物語
この本のジャンル
解説
「こんな村いやだ」から「この村で自立したい」へ。舞台は人口1900人の長野県泰阜村。信号がない、コンビニがない"ないないづくしの村"に毎年1000人の子どもがやってくる。わずか25年の間に、いったいこの村に何が起こったのだろうか?ヨソモノ・若者がむらに根を張り、山村教育で起こした奇跡の旋風。「暮らしの学校 だいだらぼっち」「信州子ども山賊キャンプ」から「あんじゃね自然学校」まで、具体的な実践手法や経営術の紹介とともに、NPOグリーンウッドと泰阜村が歩んだ25年の葛藤と地域再生の道を痛快に描く。
著者
■著者紹介
辻英之(つじ・ひでゆき)NPOグリーンウッド代表理事。1970年福井県生まれ。北海道大学教育学部を卒業後、長野県泰阜村にIターン。2001年にNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターを設立。山村留学や長期キャンプなど、山村の暮らしに根ざす教育活動を展開。立教大学、飯田女子短期大学などの非常勤講師も務め、講演も多数。
目次
第1章 村の子の血が染まる――山村教育の産声
1 自由な教育を求めて
2 ヨソモノの悪い血に村の子どもが染まる!
3 ヨソモノが村に根を張る
第2章 暮らしのがっこう「だいだらぼっち」
1 集落(むら)に生きる
2 集落(むら)の暮らしから学ぶ
3 生みだす暮らし
第3章 信州こども山賊キャンプ
1 山村教育のターニングポイント
2 「山賊キャンプ」人気のヒミツ
3 すごいぞ!村の山賊たち
第4章 泰阜村立あんじゃね自然学校
1 あんじゃね自然学校
2 あんじゃね支援学校
第5章 若者たちの進路創造
1 若者たちはなぜ、泰阜村に向かうのか
2 「だいだらぼっち」の卒業生たち
第6章 山村教育の経営戦略
1 これが山村教育で食うNPOの内情だ
2 グリーンウッド流 経営の極意
3 働きやすい職場をつくる
第7章 見よ!山村の底力
1 山村教育がもたらしたもの
2 山村教育5つの「おきて」
3 きょういく立村への挑戦
解説(詳細)
■関連書籍
「緑のふるさと協力隊 響き合う!集落と若者」
「どこにもない学校 緑のふるさと協力隊」
「写真物語 ナカノマタン」
「基礎から学ぶ森と木と人の暮らし」
読者カード
■読者の声
「山村の底力が充分に伝わる内容に感動しました」。(茨城県・70歳)
■メディア紹介
2019.10.16朝日新聞「明日へのLesson」で著者紹介。