書誌詳細情報
鶏糞を使いこなす

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鶏糞を使いこなす
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解説
化学肥料も有機肥料も軒並み高騰する中、唯一値上がりしなかった鶏糞。現在もホームセンターなどで15s袋150〜200円と安い。窒素成分が3〜5%と高いだけでなく、リン酸やカルシウムにも富む。「抗生物質を含んでいるのではないか?」「未熟害が出るのではないか?」などの根強い不安、きつい悪臭などで敬遠されてきた鶏糞を見直す。ニワトリの飼い方や堆肥化による鶏糞の違い、鶏糞主体で施肥設計を組む計算方法など、作物栽培に活かしていくためのポイントを、失敗例もまじえながら整理。良質な鶏糞を作りたい養鶏家にとっても役立つ。
著者
村上圭一(むらかみけいいち)
三重県農業研究所
藤原俊六郎(ふじわらしゅんろくろう)
明治大学客員教授
目次
はじめに
第一章 身近な格安肥料「鶏糞」を見直す
悪い鶏糞イメージ、もう古い
三要素がほどよく、石灰にも富む
見た目(仕様)による長所と短所
第二章 ニワトリから鶏糞までの基礎知識
まずは「ニワトリ」の話から
「尿酸」態窒素だからクサイ
窒素の量は「飼い方」で変わる
窒素の量は「堆肥化」でも変わる
第三章 長所を活かし、短所を補う使い方
効く窒素の割合を計算する
鶏糞主体の施肥設計を組む
悪臭・無駄を出さずに散布
作物別 使い方のポイント
第四章 養鶏家のための売れる鶏糞の作り方
養鶏業の足を引っ張る鶏糞
利用者が求める鶏糞とは?
ペレットでもっと売れる
「高窒素化」でもっと売れる
「普通肥料」でもっと売れる
よくある疑問 手がかりと手引き
参考文献
読者カード
●第3章に書いている「鶏糞を袋にいれたまま散布する方法」や果菜類や葉菜類、根菜類に対しての鶏糞のまき方の図などが大変参考になりました。(秋田県・63歳)