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書誌詳細情報

シリーズ地域の再生21
百姓学宣言
経済を中心にしない生き方
著者 宇根豊

定価 2,808円 (税込)
ISBNコード 9784540092343
発行日 2011/02
出版 農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数 四六 352ページ
在庫 あり
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この本のジャンル:

解説

水管理と田まわり、除草と草取りや畦草刈りは何がちがうか。徹底的に、むらの内側=「在所」からの視点に立って、農業「技術」にはない百姓「仕事」の広がりを明らかにする。国の自給率や農業の多面的機能、生物多様性など、農、食、環境をめぐる客観的指標のもつ危うさを鋭くえぐりだしつつ、福岡県での減農薬運動や農家と消費者、子どもが一体となった「田んぼの生きもの調査」など、30年以上の実践を踏まえて、生きもの豊かな田んぼを引き継ぐ道を提言する

著者

■著者紹介
宇根豊(うねゆたか)
1950年長崎県島原市生まれ。福岡県農業改良普及員在職中の1978年から福岡県下で減農薬運動を提唱。1989年福岡県二丈町に新規参入で就農。2000年福岡県職員を退職。2001年「農と自然の研究所」設立、代表理事。2010年同解散。農水省生物多様性戦略検討会委員、福岡県景観審議会委員などを務める。生き物文化誌学会理事。農学博士。

目次

●序章 在所の内からのまなざし
1.学など求めない人生
2.外からのまなざしとの出会い
3.内からの呼応
4.ふたつのまなざしの出会い

●第1章 技術ではなく仕事が大切[仕事論]
1.「技術」は仕事から出てきたのではない
2.「生産」とは何か
3.多収と豊作の違いのように

●第2章 自然を見つめる[自然論・風景論]
1.「自然」という言葉の悩ましさ
2.百姓にとっての自然とは何か
3.農業と対立的な自然という見方は、誰が生み出したのか
4.生き物調査という仕事
5.ただの風景の発見
6.風景を眺めるわけ
7.美しいむらということ

●第3章 世界を感じるとき[世界認識論]
1.なぜ、生きものの名を呼ぶのか
2.科学のすごさと哀しさ
3.日本的な生物多様性はあるのか
4.新しい世界認識
5.時間(とき)をつかみ直す
6.休む仕事、休む時のよさ

●第4章 経済で生きているのではない[近代化論]
1.なぜ、カネが主役になるのか
2.なぜ、百姓同士が競争するのか
3.経済を中心にしない生き方
4.農政を変える

●第5章 仕事の自給、くらしの自給[自給論]
1.引き受ける自然
2.自給の堕落
3.自給と対立する自給率
4.仕事の自給が自給の土台
5.ナショナリズムとパトリオティズム

●第6章 伝えるということ[表現論]
1.何が伝わりにくいか
2.農業体験は反近代化思想だ
3.何を表現し、伝えるか-生きもの語りの提案
4.私の生きもの語り

●終章 農学から百姓学へ
1.私の方法
2.外からのまなざしの学の限界
3.国家の農学
4.百姓学の誕生

解説(詳細)

■関連書籍
「「田んぼの学校」入学編」
「自給再考」